「マンションの一次取得者(初めて住宅を購入する人)は30代に集中する傾向があります。結婚や出産、子どもの就学といった、ライフスタイルや家族構成の変化が起こりやすい年代であり、新たに住宅を購入する人が多いためです。また、20代の頃よりも貯金が増え、住宅購入資金にもゆとりが出てきやすい年代です」(竹下さん、以下同) 一方、二次取得者(買い替えをする人)の平均年齢は50代半ばとなっています。それには、どんな理由があるのでしょうか。 「20代や30代のときに購入したマンションが古くなり、買い替えを検討するタイミングがちょうど50代の頃になります。年金生活になると住宅ローンを借りることが難しくなるため、就労所得のある50代のうちに、老後のための“終の住処(ついのすみか)”を手に入れようと考える人が多いようです。まさに50代半ばは、新しい住まいを求めるのに適した時期といえます。また、一戸建て住宅であれ
