私たちが当たり前に使っている電気。庶民の暮らしの中に普及し始めたのは明治中期以後で、それももっぱら電灯が主でした。ではそれ以前、ひとはどんな明かりの中で過ごしていたのでしょうか? 「江戸東京たてもの園」で昔の明かりを体験するイベントがあったので、行ってきました。 江戸時代の古民家が会場です 東京・小金井公園にある江戸東京たてもの園はその名の通り、主に都内にあった歴史的な建物を移築して公開。江戸時代の古民家や昭和モダンな建築など、江戸~昭和初期の価値ある建物を眺めたり、実際に中に入ったりすることができます。 たてもの園内の古民家が会場だ 11月23~25日に同園で行われたイベント「紅葉とたてもののライトアップ」では、特別に夜間も開園。照明デザイナーの面出薫さんらが手掛ける控え目なライトアップで、園内の紅葉や建物が夜景に優しく浮かび上がります。 今回、その中の企画として、江戸時代に建てられた古