という、数年前から暖めてたネタがあったんだけど、ほったからかしすぎて冷めちゃった。 劇画とは「劇画宣言」によって、それ以前から既に技術的には展開されていたにも関わらず、事後的にその宣言時が成立した年次となった、という瓜生説を援用し、『動物化するポストモダン』出版の2001年が「萌え」の成立年次であるとするとかなんとかいうのをオチにしようと思ってた。 核になるのは、「萌え=CG」仮説。 そこでまた比較するのが劇画。 劇画とは、カブラペンからGペンへの移行によって獲得された表現形式だとする。 そこから「萌え」を俯瞰すると、手書きのイラストからパソコンのペインターツールへの移行こそが「萌え」の最大の要素であり、表現内容の記号性云々は文字通り事後的に発見されたに過ぎないとかなんとか。 にもかからわず、「萌え要素」という記号性を大きくうたった『動ポモ』を「起点」とするのは、そもそも『動ポモ』の読まれ