9月27日、シャープが車載用として業界最高となる2500:1の高コントラスト比を実現した液晶ディスプレイの開発に成功したと発表した(9月28日の記事参照)。これは主に、スピードメーターや回転計などが納められる「インストルメントパネル(インパネ)」への利用を想定したもので、車載用途に必要な優れた耐久性と高い信頼性を保ちながら、「従来にない“深みのある黒”表示の実現により、インパネの黒色との一体感のある高品位なデザインが可能となる」(シャープ)のが特徴だという。 シャープが開発した「高コントラスト車載用液晶ディスプレイ」。インパネ利用を前提に、視認性・耐久性・信頼性を重視したという。右は夜間走行時のナイトビジョン映像を表示したサンプル例 クルマにおける液晶パネル利用というと、これまではカーナビゲーションと、後席用DVD/TV用モニター(リアエンターテイメントシステム)が中心だった。どちらも19