「誰かに選ばれたい」と強く願っていた優等生の少女は、17歳のときにインターネットで出会った相手と恋に落ちる。18歳で結婚、19歳で出産。その数年後には、夫の起業が成功し億単位の大金が家庭に入ってきた。20代前半、「これだけあれば一生暮らせる」と思っていた。 だが、嵐の日々はそこからが本番だった。夫の浮気、豪遊、借金、逃走、そして2014年の都知事選出馬……。“創っては壊し続けていく実業家”、元夫・家入一真さんとの結婚と離婚を経て、紫原明子(しはら・あきこ)さんが手にした生きかたとは? デビュー作となったエッセイ『家族無計画』が話題の紫原さんに話を聞いた。