千代の山と千代の富士を生んだ“横綱の里”北海道福島町で14日、「女だけの相撲大会」が開かれた。Tシャツにまわし付き短パン姿の女性力士が時に豪快、時にユーモラスな取組で観衆を沸かせた。 母の日に合わせた行事で26回目。今年は地元や函館、札幌などから外国人を含め59人が出場した。注目は史上初の5連覇に…
神奈川県相模原市の障害者施設で入所者19人が刺殺された事件は、戦後日本の犯罪史でも最悪規模の残忍な凶行になってしまいました。と同時に目を向けなくてはならないのは、この事件が明確なヘイトクライム(憎悪犯罪)だという点です。 昨今の日本には、弱者や少数者らに憎しみを向け、悪罵を投げつけるヘイトスピーチもまかり通っていますが、それが直接的な暴力にまで結びついてしまうのがヘイトクライム。逮捕された容疑者は「障害者がいなくなればいい」などと供述しているそうですから、明らかなヘイトクライムです。 そうした事件の特異性と重大性のゆえでしょう、事件を受けて各国の指導者や要人もコメントを発しました。これも異例です。
生前退位の意向を示されている天皇陛下は8日午後3時、象徴天皇としての務めについてのお気持ちを「ビデオメッセージ」を通じて表明される。自ら推敲(すいこう)して用意した原稿を読み上げる様子を撮影した映像で、10分程度となる見通し。 陛下は、毎年の誕生日に合わせて行われる記者会見などで思いを述べることはあるが、ご自身の意向で特別な機会を設け、象徴…
「風の谷のナウシカ」に登場するメーヴェを模した無尾翼機を操縦する八谷和彦さん=滝川市のたきかわスカイパークで2016年7月16日午前8時35分、三股智子撮影 31日、北海道滝川の航空イベントで、初の公開テスト飛行 宮崎駿監督の作品「風の谷のナウシカ」で主人公が使った飛行装置「メーヴェ」をモデルにしたジェットエンジン搭載の無尾翼機が31日、北海道滝川市である航空イベントで、初めて公開テスト飛行をする。 実現したのは、メディアアーティストの八谷和彦さん(50)=東京都渋谷区。機体は幅9.6メートル、全長2.7メートル、重さ約100キロで、ジェットエンジンの左右に木製の骨組みにフィルムを張ったカモメ(ドイツ語でメーヴェ)のような白い翼が伸びる。 詳細な設計や製造は小型機やグライダーの開発・製作メーカーが担当。八谷さん自身が機体の上に寝そべった姿勢でエンジンの出力を調整し、体重移動で操縦する。尾翼
各地で開催されている「マスクdeお見合い」。椅子を2列に並べて、2分間で一つずつ席を移動していく。終始マスクは外さない=DEFアニバーサリー提供 3高(高学歴、高収入、高身長)が結婚したい男性の条件だったのは遠い昔。「3平」(平均的収入、平凡な外見、平穏な性格)を経て、今や「4低」(低姿勢、低依存、低リスク、低燃費)の時代に入り、男女とも結婚相手に外見の良さを求める割合が下がっているというデータがあるほどだ。そんな中、男女が使い捨てマスクで顔を覆って、結婚相手を探すお見合いパーティーが盛況という。33歳独身、婚活中の男性記者が体験し、人柄重視の婚活の背景を探った。【大村健一/デジタル報道センター】
大学卒業時の成績は1年終了時の成績とほぼ一致し、入学試験の結果とは相関関係がみられないことが、東京理科大学(東京都新宿区)が同大の学生を対象に実施した調査で明らかになった。担当した山本誠副学長は「特に1年の6月第1週の出欠状況が、その後の学生生活を左右する」と話している。 東京理科大は6学部33学科(夜間部を除く)。大学入試センター試験を利用したり、センター試験と大学の独自試験を組み合わせたりして形式が異なる8種類の入試をしている。入試の種類と入学後の成績の関係を検証しようと2009年から、学生の成績の追跡を度々実施しており、1回あたり約3900人の学生のデ…
主要7カ国首脳会議の議長国としての記者会見を終え、会場を後にする安倍晋三首相=三重県志摩市で2016年5月27日午後2時33分、川平愛撮影 27日閉幕した主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)で、安倍晋三首相が「世界経済はリーマン・ショック前に似ている」との景気認識をもとに財政政策などの強化を呼びかけたことに対し、批判的な論調で報じる海外メディアが相次いだ。景気認識の判断材料となった統計の扱いに疑問を投げかけ、首相の悲観論を「消費増税延期の口実」と見透かす識者の見方を交えて伝えている。 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は「世界経済が着実に成長する中、安倍氏が説得力のない(リーマン・ショックが起きた)2008年との比較を持ち出したのは、安倍氏の増税延期計画を意味している」と指摘した。首相はサミット初日の26日、商品価格の下落や新興国経済の低調ぶりを示す統計などを示し、自らの景気認
大阪市は昨年度、全国で初めて生活保護費の一部をプリペイドカードを通じて支給するモデル事業を始めたが、「利用者数の低迷」を理由に今年度に予定していた本格実施を断念し、昨年度末で事業を取りやめたことが分かった。利用世帯数の目標を2000世帯としたが、わずか65世帯にとどまった。市は「課題を整理し、再度実施できるか考えていきたい」としている。 市が三井住友カードなどと連携し、受給者にプリペイドカードを貸与。生活扶助費のうち食費や日用品の購入費などに充てる毎月3万円を入金する仕組みだった。入金分しか使えないが、使い方はクレジットカードと同様。カードは全国のVISA加盟店で使用できる。必要経費はカード会社が負担する。
全ての国民が固有の個人番号を持つマイナンバー制度で、香川県坂出市と長野市の2人の男性に同一の個人番号が割り振られていたことが23日、坂出市への取材で分かった。マイナンバー作成の基になる住民票コードが重複していたことが原因。2人の氏名の読み方と生年月日が同じだったため、長野市の男性が同市に転入してきた際、坂出市の男性が転入してきたと長野市職員が勘違いし、2人の住民票コードが同一になったという。 坂出市市民課によると、坂出市の男性が2月上旬、高松西年金事務所(高松市)で年金を照会した際、住所が長野市になっていることを職員が見つけて発覚した。現在、トラブルは起きていないといい、今後、男性に新たな個人番号を割り振るという。
センター試験に臨み、試験問題を受け取る受験生。大学の授業料高騰は階級社会を生むという懸念がある=東京都千代田区の法政大で、徳野仁子撮影 「国立大の授業料は安い」というのは、もはや昔の話だ。2015年度の授業料は年間約54万円で、40年前よりも15倍に値上がりし、私立との差も縮まった。授業料の高騰は、大学生2人に1人が奨学金を借り、卒業時に数百万円の借金を背負う状況も招いている。このままでは、大学に行ける層と行けない層が所得で明確になる階級社会が生まれてしまうのではないか。【石塚孝志】 「ある学生の話ですが、母親から奨学金をもらっている人と付き合ってはだめと言われたと。もし結婚したら、相手の借金返済で家計が苦しくなるからというのが理由です」と驚くのは、著書「希望格差社会」のある中央大文学部の山田昌弘教授(社会学)。「日本は、親があまり裕福でなかったら大学へ行くなという階級社会に確実に向かって
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