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2013年6月13日のブックマーク (8件)

  • 建設業者 - 情報考学 Passion For The Future

    ・建設業者 インタビューの面白さがたっぷり味わえる傑作。 鳶、クレーンオペレーター、鉄骨工、サッシ取り付け工、宮大工など、建設業で働く現場の労働者37人にインタビューして彼らの素顔に迫った。「この仕事のやりがい?そういうものは、なければないで一向に構わないんじゃないですか」。血の気の多い荒くれ者の集まりというイメージがあるがという問いに「うん、実際そうでしょう(笑)」と答える鳶。飾らない建築現場のオヤジ達の肉声が聞こえてくる。 「昨今、いかに川下から川上へさかのぼれるか、使われる側から使う側へ立場を逆転させるか、そんな"成功法則"を説いた書物が書店の棚をにぎわしているが、少なくとも彼らの心的傾向に、そうした「成りあがり」的上昇志向は見当たらない。いつもの場所で、いつもの仕事を、いつものように完璧な状態にまで仕上げていくだけ、それ以外には関心はないかのようである。」 仕事にプライドを持ってい

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    synapse_books 2013/06/13
    「建設業者」
  • 盤上の夜 - 情報考学 Passion For The Future

    ・盤上の夜 囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋。ボードゲームをテーマにした短編集。第1回創元SF短編賞山田正紀賞。 チェス盤を使うチェッカーというゲームでは、コンピュータによって完全解が解明されており、互いが最善の手を打つならば必ず引き分けになるということが分かっているそうだ。より複雑なゲームである碁や将棋も、時間の問題で、いずれは同じように完全解が求められてしまうのだろう。 完全解がでても多くの人間は、遊びとしての囲碁将棋を続けるだろう。しかし、完全解の存在がゲームからある種のロマンを失わせることも事実なのではないか。最善の手を打つ限り、先手が必ず勝つということがわかってしまえば、あとは減点主義のゲーム観しか残らないわけだから。 第一話では四肢を切断されて見世物にされた日女性が、アジアで賭け碁の世界に生きる。将棋盤を自らの身体感覚に取り込むことで、最強の打ち手となっている。コンピ

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    synapse_books 2013/06/13
    「盤上の夜」
  • 方程式というパラダイム『世界を変えた17の方程式』

    17の方程式で語る知の歴史。 地図の作成からGPSナビゲーション、CDやテレビ、原爆や優生学やデリバティブなど、善し悪しともかく現在の世界を作り上げた「方程式」が主役の話。 著者はイアン・スチュワート。数学質が抽象化であることをユニークに示した『分ける・詰め込む・塗り分ける』や、生物学を塗り替えようとする現代数学に迫る『数学で生命の謎を解く』など、少なくともわたしにとっては歯ごたえありまくりの、しかし深い知見と新たな視線が得られる良を書いている。 著者曰く、「方程式は、数学、科学、工学のいわば血液である」。もちろん数式よりも、「言葉」の方が一般的で強力だろう。だが、科学や工学からすると、言葉はあまりに不正確で限界がある。言葉だけでは、人間レベルの前提が立ちふさがり、ノイズが多すぎる。そのため、根的な理解や洞察を得ることができないが、方程式ならできる。方程式は何千年ものあいだ、人類文

    方程式というパラダイム『世界を変えた17の方程式』
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    synapse_books 2013/06/13
    『世界を変えた17の方程式』
  • 「亡びゆく言語を話す最後の人々」書評 敬意をもって耳を傾け記録|好書好日

    亡びゆく言語を話す最後の人々 (NATIONAL GEOGRAPHIC) 著者:K.デイヴィッド・ハリソン 出版社:原書房 ジャンル:言語・語学・辞典 亡びゆく言語を話す最後の人々 [著]K・デイヴィッド・ハリソン アメリカ先住民ナバホ族のディネ語の吹き替えによる「スターウォーズ」が今夏公開される。ナバホ族自身によるディネ語保存のための画期的な試みだ。アメリカ先住民の中で最も人口の多いナバホ族でも、半数がもうディネ語を話さないそうだ。 こので紹介されるのは、ディネ語よりもっともっと小さな、世界の辺境にひっそり散在し、あと数年で滅びてしまうかもしれない、そんな超マイナー言語の話者たち。文字を持たず、口承が大半だ。 辺境でずっと自然に寄り添って暮らしてきた彼らから、豊かな土地を奪い、教育という名目で他言語を押し付け、彼ら独自の言語や文化が恥ずべきものであると抑圧したのは、ロシアアメリカ、中

    「亡びゆく言語を話す最後の人々」書評 敬意をもって耳を傾け記録|好書好日
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    synapse_books 2013/06/13
    「亡びゆく言語を話す最後の人々」
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2013060500005.html?ref=rss2

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    synapse_books 2013/06/13
    「宇宙になぜ我々が存在するのか」
  • コラム別に読む : 「余命3カ月」 のウソ [著]近藤誠 - 青木るえか | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

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    synapse_books 2013/06/13
    「「余命3カ月」 のウソ」
  • 「彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか?」書評 「治療的司法」への取り組みも|好書好日

    彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか? 窃盗癖という病 著者:河村 重実 出版社:飛鳥新社 ジャンル:社会・時事・政治・行政 彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか?―窃盗癖という病 [著]河村重実 [監修]竹村道夫 一見遠い話のようだが、こので引かれた手記を読んで、ハマってしまってどうにも抜けられない窃盗癖患者の苦しみが立ち上がるその足許(あしもと)が、自身のそれと地続きでないと言い切れる人がどれだけいるだろう。動機も発動の仕方も相当に複雑だが、彼らが「これまでの人生で、自分に責任があるとは思われない、割に合わない役割を背負わされた体験者」であるのは間違いないと竹村医師はいう。 議論は、高い比率でみられる過嘔吐(おうと)型の摂障害と窃盗癖とのクロス・アディクション(多重嗜癖〈しへき〉)に限定されているが、この嗜癖は自身を蝕(むしば)むだけでなく、はっきりと他者に被害を及ぼす。だか

    「彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか?」書評 「治療的司法」への取り組みも|好書好日
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    synapse_books 2013/06/13
    「彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか?―窃盗癖という病」
  • 『憤死』綿矢りさ(河出書房新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋ウェブストアで購入 「手首をつかむ」 書巻頭の「おとな」は、四〇〇字詰め原稿用紙にして4枚足らずのごく短い作品である。この書評欄にまるごと引用するのも可能なほどの掌編。でも、実にパンチが効いている。これを立ち読みした人は、思わずを購入するのではないだろうか。 語りは幼い頃の夢の話から始まる。「何だあ、子供の夢かあ」と思う人もいるかもしれない。何となく展開が読めそうな気がする。きっと、少しだけ不思議で、少しだけ不安になるような、ほどほどに幻想的な、でも感傷的な余韻に満ちた終わり方をするんだろう、などと。実際、冒頭部では、幼い頃は「年月が過ぎてもいつまでも色あせず忘れられない夢があり、思い出と呼ばれる現実の過去と、ほとんど同じ量が頭にストックされている」というような一節があって、その後も、弟が寝る前にぐずったとか、自分が同じマンションに住む夫婦に預けられたといった、何となくもよも

    『憤死』綿矢りさ(河出書房新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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    synapse_books 2013/06/13
    『憤死』