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ブックマーク / d.hatena.ne.jp (617)

  • 「在特会」はどのように生まれたのか――樋口直人『日本型排外主義』 - Danas je lep dan.

    発足当時は一部ウォッチャーに注目されるだけだったが,あれよあれよという間に全国紙に何度も登場しついには流行語大賞にまで影響を及ぼすようになった排外主義団体「在日特権を許さない市民の会」。それをめぐっては多くの言説が飛び交ってきたが,実は格的な学術研究は殆ど現れていなかった。書『日型排外主義――在特会・外国人参政権・東アジア地政学』は在特会に関する初めての格的研究であり,従来の在特会理解に修正を迫るものである。日型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学―作者: 樋口直人出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2014/02/22メディア: 単行この商品を含むブログ (9件) を見る 書の構成は次の通り。プロローグ(1-7頁)序章.日型排外主義をめぐる問い(9-28頁)第1章.誰がなぜ極右を支持するのか――支持者像と支持の論理(29-48頁)第2章.不満・不安で排

  • 「MIKUEXPO NY」後方からのライブ報告 - ボカロとヒトのあいだ

    中学生の頃からロックキッズだった僕にとってNYは憧れの街だった。まずなによりも70年代の中頃に輝きを放ったNYパンク、その中でもテレヴィジョンとパティ・スミスは別格で、彼らの1stアルバムである「マーキームーン」と「ホーセス」はそれこそ(もうCD時代だったけど)すり切れるくらい聴いた。タイトでシャープな演奏と熱いのか冷たいのか分からない鼻にかかった歌唱は当時「ロックはヘヴィメタしか認めない」と意気がっていた僕の青臭い主義と感性に揺さぶりをかけ、「ヘヴィーメタルと違って音は細くて簡素なのに何故こんなにも”過激”に聴こえるのだろう。いったい音楽って何だろう?」と今に至るグッド・ミュージック探究の端緒となった。小学生の頃に好きだった歌謡曲、そして当時流行っていたヘヴィメタで僕の音楽遍歴が終わっていたら、「ポップスやロックはキッズやティーンの音楽だよ。もうオジサンの自分とは縁がないね」と余裕かまし

    「MIKUEXPO NY」後方からのライブ報告 - ボカロとヒトのあいだ
  • 初音ミク「レターマン・ショー」出演雑感 - ボカロとヒトのあいだ

    予告通り「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」に初音ミクは出演しました。時間は番組最後の4〜5分でしたけど、実に堂々としたパフォーマンスだったと思います。英語詞による歌唱でしたが、ほかには特にアメリカナイズされたところもなく、いつものふてぶてしい初音ミクでした。裏方も含めて「踏んできた場数が違う」といった感じでしょうか。7年以上キャリア積んでますからね彼女。ぽっと出の新人じゃない。クリプトン自らの演出なのか、番組スタッフによる采配なのか分かりませんが(たぶん後者でしょう)、スタジオライブの見せ方は非常に優れたものがあったと思います。おそらく収録スタジオは狭いのでしょう。ですがその狭さを言い訳にせず、ギターとドラムをミクの前方に配置するという大胆な策で、来はない奥行きを生み出しました。これによりカメラはギタリスト越しにミクを撮影できることになり、他のカメラにもバンドメンバーが

    初音ミク「レターマン・ショー」出演雑感 - ボカロとヒトのあいだ
    synonymous
    synonymous 2014/10/10
    4分間歌ったという以上の意味付けは、演出する側が持っていたものなのではないか?
  • 初音ミクが米人気番組に出演してしまうこと - ボカロとヒトのあいだ

    2007年以来、ボカロシーンを見続けているので、さすがに、もうちょっとやそっとのことでは驚きません、と余裕ブッこいていたら、また驚かされてしまいました。ミクさん恐るべし。でもいくらなんでもこれは驚くよ! 【MIKU EXPO】『MIKU EXPO in NY』イベント情報更新!&初音ミク全米人気TV出演決定! – 初音ミク公式ブログ 人気TVとは米CBSのトーク・バラエティ「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」のこと。日の番組に例えると生バンド付きの夜版「笑っていいとも」といった感じでしょうか。いや「今夜は最高!」か。例えが古いか。とにかく「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」は人気コメディアンであるレターマン氏がホストを務め、ゲストとのトーク、コメディコーナー、歌手やバンドによる生ライブといった構成で送る正味60分ほどの番組。放送開始が1993年なので長寿番

  • 長文日記

    長文日記
    synonymous
    synonymous 2014/09/17
    うわぁ……
  • 笹井センセの謎、その他 - king-biscuit WORKS

    笹井はノーベル賞候補とさえ言われた人物です。彼のES細胞は、生体から卵子を取り出さなければならず、倫理問題から人体への転用ができな くなりました。そこにiPSが登場し、ノーベル賞をかっさらったという流れです。それでも笹井はエリートですし、収入もあるし、地位も名誉も あります。嫉妬に狂って「小保方事件」のようなことを起こすものなのでしょうか? 現に起こしてるじゃないですか( ^ω^) 人間、それがたとえどんなにチンケなものでも「プライド」で生きてるようで、特にオトコはそれ失ったたらアウトなイキモノ、と昔からよくオンナからもバカにされてきましたよね。収入あって不自由なく喰えてそれなりの地位も名誉もあって何が不足?というのは世間的ものさしからすりゃ当然ですが、いわゆる「学者」「研究者」特に理系最先端でそれこそ世界的規模での「競争」があたりまえの世界にずっと生きてきてる人がたの「プライド」のねじ曲

  • 一向に幸せにはなりそうにない子 - Celaeno Fragments

    かつて、大学時代、就職先も決まり彼女との結婚も間近に控えてたヤツがいて。今もいるが。 結婚すると未来が閉じるように思ったのか、やる気を無くして単位を取れず粘りもせず、彼女との話も終わり。就職も不意にして。 全てを投げ出す、ようにして。 未来を閉ざしたのはその行為で最早後の祭りであるが、その後の祭りを意図的に作り出して反省も後悔も無駄なんだがと思いつつ見ている。 「メンヘラの子と良くつきあう」のも、彼の場合は、破綻する(支えられない)のを選択した結果に思える。 医学部を再受験する(元文系だが結局卒業出来ないままタイムリミットで終了)、と掛け声は良いのだが、その実際、模試も受けずもう数年経過してる。勉強はしている積もりらしいが、それは参考書を読みながら高校時代を懐かしく思い出しているだけだろう。 「やれば出来る」が「やらないので出来ない」。選択がありその結果に見えるけど、実際は「十中八九流れに

  • 長文日記

    synonymous
    synonymous 2014/02/05
    意識高い人たちの新世界に僕の居場所はないかもね。
  • 小沢健二さんの「アートという罠:アートではなく」を聴いて思ったこと - 著作権相談員 松本竜也の日記

    「OCA!大阪コミュニ ティアートアートの力を信じる」に参加しての感想を先に掲載しましたが、長文になりすぎたので、小沢健二さんの講演に限定したものを、少し修正、加筆したうえで抜粋しておきます。11時10分からは、小沢健二のSkypeセッション「アートという罠:アートではなく」。この講演は、「会場のみなさんとの関係を大切にし、集中したいという、小沢さんからのご意向をうけ、企画側の判断としてネット中継をおこなわない」ことになっており、司会者の方も、録音・録画のみならず、TwitterやUstなどによる中継も控えてくださいと、再三お願いしていました。できるだけコンテクストを限定し、狭い範囲での濃密なコミュニケーション体験を重視して真意が誤解、曲解されることを恐れて立ちすくむより、様々なメディアを、多様に横断、駆使して、誤配に誤配を重ねながら、思いもかけなかった、何かとんでもない出来事、「他者」と

    synonymous
    synonymous 2013/12/12
    マルキシズム的。そうこうしてるうちに保守党政権に移り変わって、どうなったか。
  • ミュージックマガジンのボカロ特集と歴史の空白 - ボカロとヒトのあいだ

    音楽情報誌の権威(といっておく)『ミュージックマガジン』が「10年目のボーカロイド入門」なる特集を組むと知り、発売前から楽しみにしていた僕は今日、期待に胸を膨らまして書店に向かったのでした。 MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2013年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: ミュージックマガジン発売日: 2013/09/20メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る うーん・・・・・困った、面白くない。冒頭の「ボーカロイドはいかにして歌うキャラクターになったのか」論は "レコーディング芸術" の視点からボカロ音楽の「新しい/新しくない」部分を捉え直す試みですが、「入門」のわりにはさらっと読めないし、ざっくりと分かるには入り組んでいるし、これを読んで、ボカロ曲に興味を持って、聴きたくなるかといったら、ちょっと難しい。内容は興味深く、同意する点もあれど、導入に

  • マジカルミライレポ「もはやサイリウム振ってる場合じゃない」 - ボカロとヒトのあいだ

    8月30日に開催されたマジカルミライのマジライブ夜の部レポートです。 総評は「もはやサイリウム振ってる場合じゃない」です。 僕の席は西スタンド9列目でした。最後方よりひとつ前の席です。でもはっきりいって当たりでした。遠いのでミクは豆粒サイズですけど、ステージ上方の3つのモニターと2つのサイドモニター、そしてライティングをはじめとする数々のステージ演出すべてがバッチシ見渡せるという、ある意味最上級のポジション。横に拡張したディラッドボードの中をミクが右へ左へと走り回り、ジャンプしてマイク位置に戻るパフォーマンスなどなど、小さいながらもしっかりと目で追えました。その度に「うおーミクさん走った」「うおーミクさん飛んだ」「ミクリンレンの3人が広がって踊っとる」と脳内大絶叫で大興奮。時々サイドのモニターで表情を確認し、上方に映し出されるムービーと歌声が一体となって迫ってくる演出に陶酔したり(特にLN

  • 眼鏡と二枚目の融合/菜穂子は都合のいいヒロインなのか - ぼんやり上手

    synonymous
    synonymous 2013/08/19
    『菜穂子は男にとって都合のいいヒロインという見方があるけれど、それは男性の側からたまたまそういう風に見えるだけなんじゃないかと思う。』ですね。
  • 飛行機と恋をつかさどる悪魔の手下(宮崎駿『風立ちぬ』感想) - ぼんやり上手

    『風立ちぬ』を観て一晩たっても、なんだか地に足が着かないような感じでふわふわしている。とんでもないものを観てしまった。 飛行機のエンジン音にはお経の唸り声のような人間の声が使われていて、ぞっとした。二郎という主人公は、人間には許されざる怪物造りに手を染めていると思った。 墜落した飛行機の機体の前に二郎が立ち尽くす場面は、天から落ちてきたロボットの前に立つムスカの姿と重なる。飛行機とラピュタ、人間には許されない夢を見た男のバリエーションである。二郎の幻影や現実の中で何度も何度も墜落を繰り返す飛行機は、ドロドロになって腐り果てる巨神兵だ。 恋愛の場面にはすごく驚いた。 これまでの宮崎映画だと、異性から好意を寄せられても気づきもしないであっさりスルーするとか、少年か少女にほっぺをチュッとされてボッとなるとか、そういうのを描いてお茶を濁して、恋愛面でのロマンチックな部分はひたすら隠し通してきた。そ

    synonymous
    synonymous 2013/07/25
    『恋愛で二人のエゴがぴったりと重なって共犯者のようになる期間というのは本当に短い(蜜月ともいう)』この表現が読めてよかった。
  • 長文日記

  • 長文日記

    synonymous
    synonymous 2013/07/04
    すごく中小企業っぽい。懐かしい。
  • 半年間ボカロブログを書き続けた結果 - ボカロとヒトのあいだ

    ひとことでいうと、開き直るしか先がないと分かった。 いちおう、このブログは「ボカロシーンの外側に向けて発信」などという大層な目標を立てて書きはじめたので、最初は多少なりともニュートラルな視点からの語りを意識していた。でも途中から僕自身の体験を語る場に変わっていった。ボカロを音楽歴史体系に位置づけるとか、国内外の先鋭的な音楽シーンと関連付けるとか、電子音楽の未来を探るとか、アカデミックに文化的な意義とか価値を考察するとか、当初は意欲的だったテーマも当にどうでもよくなった。そもそも僕はミクの声にやられてしまったフェチ野郎にすぎない。「この、人を小馬鹿にしたようなふざけた声はなんだ!?」とミク発売直後は呆れていたのに、徐々にそのストレンジな響きに魅せられ、終いには虜になった。曲の向こう側にいないはずのミクの存在を感じるようになり、魂が入っているとしか言いようのない歌声に涙するようになった。そ

  • ボクボカ第126回「千本桜に対する困惑」 - ボカロとヒトのあいだ

    2011年09月17日 黒うさP 「千桜」には困惑させられている。 私見だが「千桜」の主な支持層はティーンから二十代前半だろう。彼らにとっての「神曲」であり、皆で盛り上がれて、歌うと気分がスカッとする定番カラオケ曲であるらしい。彼らは600万再生の原動力だ。嗜好は人それぞれだし、世代によっても差はある。「千桜」に夢中になれない人は当然ながらいる。僕自身も積極的に聴くほうではない。しかしだからといって、ケチをつけるような無粋なことはしたくない。「千桜」を入口に多くの若者がボカロシーンに参入し、末長くボカロに興味を持って欲しいと願っている。 ただし「千桜」のリズムだけはどうしても受け入れがたい。激しい拒否反応が出てしまう。だが若者は嬉々としてこのリズムをすんなりと受け入れている。僕は困惑してしまう。良さが分からないからだ。「千桜」にはタメや、ハネが一切ない。定規できっちり計れそうな

    synonymous
    synonymous 2013/05/29
    頭振るのに適してる。
  • ボクボカ第65回「GUMI発売その後」 - ボカロとヒトのあいだ

    ボーカロイドはキャラクターが歌うという商品の性格上、ユーザーやリスナーに強く訴えかける個性が必要になる。しかし、GUMIにはこれといったものが備わっていなかった。キャラクターカラーがミクと同系統の「緑」から始まり、「メグッポイド」なのか「GUMI」なのか統一されない名前といい、象徴になっていないバイザーといい、セクシーでもロリでもない体型といい、垢抜けない服装といい、GUMIは何かと中途半端だった。そもそも中島愛さんを中の人として大々的にアピールしながら、GUMIをオリジナルキャラクターとして独立させたことが、中途半端さの元凶だった。これではユーザーやリスナーはどちらに焦点を合わせればいいのか迷ってしまう。さらにマクロスFのランカと似てしまった不幸も重なって、GUMIの個性は迷走し、確立されないまま時間だけが過ぎていくのであった。 GUMI最初のビッグヒットとなるこの曲は、この時期のGUM

    synonymous
    synonymous 2013/04/11
    突っ込みどころ多いものね、GUMIちゃん。
  • ボクボカ第91回「とあるトークイベントでの出来事&ボカロの壁」 - ボカロとヒトのあいだ

    今回から2010年7月から9月期です。8月にLilyが株式会社インターネットから、9月にYAMAHA純正のボーカロイドVY1がビープラッツ株式会社からそれぞれ発売されます。初音ミクは発売3周年。ボーマスが大田区PIOから浜松町の都産貿へ移動、などが主なトピックですが、今回はこの時期に開催された知る人の少ないイベントについてです。 (SUPER DELUXEのHPより画像拝借) 2010年8月21日、BARラウンジ兼イベントスペースの六木SUPER DELUXEで『スナック永子 VS ボーカロイド』という風変わりなタイトルのトークショーが行われました。映像ライター林永子さんが主催したボカロ関係者によるラフな座談会で、出演者はヤマハの剣持さん、キャプテンミライさん、sasakure.UKさん、ライターの四さんの他にプロのミュージシャン、レーベル会社の方、ニワンゴの方といった面々。客は50人

  • CD世代のロック データ世代のボカロ - ボカロとヒトのあいだ

    とある筋からの情報によると、欧米では2015年頃から、格的にCD販売を止めるそうで、CD死亡の現実的な流れがいよいよ身近に迫ってきました。そもそも世界的にCDショップが軒並み閉店しているので当然の流れであります。売るところがないのだから作っても仕方ない。ミクパ・シンガポールとミクパ・台湾の際に、大きめのCDショップに入ったら、端のほうにCDがわずかに置いてあるだけで、売り場のほとんどはDVDとオーディオグッズでした。日以外の国ではどこも似たような状況に違いなく、音楽は確実にダウンロード販売だけになっていくのでしょう。ちなみにアナログは残るらしいです。 消えゆくCDは果たして音が良かったのかどうか、今もって謎ですが、現在30代、40代のCD世代が、リスナー生活において最も得したことは、過去の音源を新譜として楽しめたことです。人類の遺産として眠っていた膨大な音楽アーカイブが、80年代半ばか