「ほぼ毎日子供達が大声だしながらボール遊びしている。とてもうるさい」「保護者の井戸端会議が朝から始まり子供の声よりうるさい時も。ボール遊びもする。注意しても無視される」――。 路上で遊ぶ子どもたちや、それを放置して井戸端会議に高じる保護者たち。俗に「道路族」と呼ばれる人々が出没するエリアを共有するネット上の地図「道路族マップ」に賛否の声が上がっている。道路で遊ぶことは「迷惑」なのか。マップに登録する人が「不寛容」なのだろうか。 2020年の臨時休校で急増した「道路族」 道路族マップ自体が作られたのは2006年だが、注目が急激に高まったのは昨年3月頃のこと。新型コロナウイルスで学校が休校となり、行き場を失った子どもたちが路上に出て、在宅ワークの大人たちとのトラブルの火種となったのだ。 同地図は利用者が地図上に道路族の出没情報を投稿する仕組みだが、運営する40代男性によれば、2016年のサイト