松本容疑者が低能先生であったのだとするなら、彼は(自身のトラックバックでも書いているように)複数の匿名利用者から集団リンチを受けているように感じていたのではないだろうか。 匿名サービスでは、それが一人なのか、複数なのかはわからない。書き込みの傾向や書き込まれる時間などで、同一人物なのかある程度は判断できるものの、自分に対する攻撃が繰り返されているうち、ネット社会における自分の人格を取り巻くすべてが敵に見え、まるで結託しているかのように思えるのだ。 「追い詰めないこと」が大切 数年前、筆者はネット上で活動する特定のIDに、毎日のように誹謗中傷のツイートや加工した画像を投稿された経験がある。その加害者IDのターゲットは筆者だけではなく、ある携帯電話事業者に対して批判的記事を書いた人物全員であった。 この加害者IDは偶然も重なり、自分が敬愛する携帯電話事業者の経営者とTwitter上でつながりを