伝説に関するt-hirosakaのブックマーク (164)

  • ビッグフット女房譚 ゴリラ女房の周辺を散策する - Passport to Magonia

    「ゴリラ女房」という民話が沖縄にある。あるのだ。細かいことは、たとえばtera(西)さんの【妖怪図鑑】新版TYZのゴリラ女房の項を参照されたい。 この「ゴリラ女房」、妖怪数寄の中の一部には以前から知られていたが、世間への知名度は低く、なにしろ二十年前にその存在を知った京極夏彦氏がディープな妖怪マニア「妖怪馬鹿」を自認する友人の村上健司・多田克己両氏に話したところすぐには信じてもらえなかったというほどなのである。 そんな「ゴリラ女房」が、先日深夜番組とはいえラジオで取り上げられ、世間の耳目を集めたということで私の周囲のゴリラ女房好きたちも騒然としている。 私はかつて、同人誌『空亡 年末号』(2018 亀山書店)においてゴリラ女房の類話としてUMA「ビッグフット」が人間の男をさらう話を把握しようとする試み『ビッグフット女房譚』を発表したことがあった。『空亡 年末号』はすでに版元の亀山書店にも在

    ビッグフット女房譚 ゴリラ女房の周辺を散策する - Passport to Magonia
  • 意味が解ったときには - Living, Loving, Thinking, Again

    『福井新聞』の記事; 伝承のカッパ銅印、何て書いてある? 敦賀市の寺「誰か解読して」 2021年2月20日 午前7時20分 妖怪のカッパから贈られたと伝わる印鑑が、福井県敦賀市の真禅寺で長年保管されている。「川太郎の銅印」と呼ばれる銅印で、水難よけの御利益があるとされる。ただ、掘られている文字が何なのかはっきりしないため、これまでに多くの人が解明しようと挑んだがいまだ分からないまま。前住職の平吹宣夫さん(77)は「何とか解読できないだろうか。やはり何と書いてあるか知りたい」と今後、解読者が現れるのを期待している。 銅印は印影が4・5センチ四方の角印で、高さは3センチあり持ち手部分が竜の形になっている。1954(昭和29)年に同寺の近くに住んでいた男性が寄進したという。先々代の住職が銅印について熱心に調べ、まとめた資料には、ある書物にこの銅印にまつわる物語が載っていると書かれている。 資料に

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  • ホラー・アカデミア第6夜「怪異の現場を訪ねて」まとめ

    怪異怪談研究の最前線ホラー・アカデミア第6夜「怪異の現場を訪ねて」(2018年12月14日@新宿livewire)のまとめです。

    ホラー・アカデミア第6夜「怪異の現場を訪ねて」まとめ
  • 平田派から柳田國男までの国学に見えたる妖怪論 - 妖怪と、人類学的な雑記

    平田篤胤が今で言うところの「妖怪」に多大な関心を持ち、『鬼神新論』(1805)、『稲生物怪録』(1806)や『仙境異聞』(1822)、『古今妖魅考』(1828)などを著したことは比較的よく知られている。しかし、彼の学統たる平田国学やその周辺の国学者たちも、大半は篤胤ほどではないにせよ、「妖怪」について各々の著作に記述をちりばめていた。ただ、妖怪に限定して体系的な理論を確立した国学者はほとんどなかったため、彼らの妖怪論はこれまでまとまって紹介されることはなかったように思う。 最近、木場貴俊氏が19世紀中盤の国学者・物集高世(1817–1883)の著作に注目して、そのなかの「怪異」の基的な考え方を紹介した論考を発表している*1。高世については拙稿「カッパはポセイドンである」(2016)(リンク先academia.edu)でも少し論じた……が、高世が蘭学の成果をどう使っているのか、という(基礎

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  • 虎の別名 - てぃーえすのメモ帳

    呼虎為李耳。俗説、虎南郡中廬李氏公所化為、呼李耳因喜、呼班便怒。 (応劭『風俗通』佚文) 虎、陳魏宋楚之間或謂之李父、江淮南楚之間謂之李耳。 (揚雄『方言』) 虎のことを揚州方面では「李耳」と呼ぶことがあったという。 虎はもともと南郡中廬県の李氏の男が変身したものなので、「李耳」と呼ばれると喜ぶのだ、とかいう俗説があったそうだ。 虎の別名にも色々あるようだ。

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  • 巨無覇を超える巨人 - てぃーえすのメモ帳

    http://d.hatena.ne.jp/T_S/20170509/1494255901 王莽の時代、「巨毋覇(巨無覇・巨母覇)」という名の大巨人(身長一丈)がいた、という話がある(架空の存在とも疑われているが)。 「身長2メートル以上とかあの時代にあるの?王莽はこれだから・・・」などと思う人もいるだろうし、まあそう思う気持ちもよくわかる。 王莽之時、長人生長一丈、名曰霸出。 建武年中、潁川張仲師長一丈二寸。 (『論衡』斉世篇) その王莽の後に天下を再統一した漢の世祖の時代(建武年間)、「張仲師」という人物はその巨無覇をも超える「一丈二寸」の超大型巨人であった、と『論衡』は伝えている。

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  • 始皇帝暗殺成功 - てぃーえすのメモ帳

    傳書又言、燕太子丹使刺客荊軻刺秦王、不得、誅死。後高漸麗復以撃筑見秦王、秦王説之。知燕太子之客、乃冒其眼、使之撃筑。漸麗乃置鉛於筑中以為重、當撃筑、秦王膝進、不能自禁、漸麗以筑撃秦王顙。秦王病傷、三月而死。 夫言高漸麗以筑撃秦王、實也。言中秦王病傷三月而死、虚也。 (『論衡』書虚篇) 『論衡』によると、当時の伝説ではあの荊軻が始皇帝(秦王)の暗殺に失敗した後、友人高漸離も暗殺を企て、始皇帝はその時の傷がもとで三か月後に死んだ、という話があったらしい。 秦始皇召見、人有識者、乃曰「高漸離也。」秦皇帝惜其善撃筑、重赦之、乃矐其目。使撃筑、未嘗不稱善。稍益近之、高漸離乃以鉛置筑中、復進得近、舉筑朴秦皇帝、不中。於是遂誅高漸離、終身不復近諸侯之人。 (『史記』巻八十六、刺客列伝、荊軻) 『論衡』で王充自身が指摘しているが、高漸離の暗殺計画も失敗したというのが『史記』に記される顛末なので、『論衡』が

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  • Prenom Oiwa - Living, Loving, Thinking, Again

    広坂朋信「よく似た物語は同じ物語か――怪談の発生と伝播について」http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/sinrei-9.html 『東海道四谷怪談』*1のヒロインである「お岩」さんという名前についての話。そういうことも言われているんだね、と感心。 四谷怪談のヒロインの「お岩」(敬称略)という名は女性名としてはいかつい印象を与えるからだろうか、この名前に特別な意味があるとする説がある。代表的なものが記紀神話に出てくるイワナガヒメにならったものだという説であり、また歌舞伎特有の命名法だという説もある。だが、お岩という名は、江戸時代の女性名としてそれほど珍しいものではなく、意味からすれば強い子に育ってほしいという願いからつけられたものだろう。 お岩が醜かったという伝承について、「お岩」という名前と結びつける人もいる。つまり、お岩とは醜い女に付ける名

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    t-hirosaka
    t-hirosaka 2017/05/13
    「いわという名」について、拙文に言及
  • 古墳なう 「猫塚(オセンチ山)」

  • 同じ鳥 - てぃーえすのメモ帳

    呉孫亮建興二年十一月、大鳥五見于春申。 呉人以為鳳皇、明年、改元為五鳳。 漢桓帝時、有五色大鳥。司馬彪云「政治衰缺、無以致鳳、乃羽蟲孽耳。」孫亮未有徳政、孫峻驕暴方甚、此與桓帝同事也。案瑞應圖、大鳥似鳳而為孽者非一、疑皆是也。 (『宋書』巻三十二、五行志三、火、羽蟲之孽) 呉の孫亮の時、大きな烏が五羽出現した。呉ではこの鳥を吉兆、瑞祥として出現する「鳳凰」であると認定し、「五鳳」と改元した。 同じような大烏は後漢の末期(二重の意味で)である桓帝の時にも出現したという。 つまり、瑞祥としての鳳凰ではなく、それどころか王朝の末期的症状としての怪異なのだ、ということだ。 結局、同じ怪奇現象やUMAが観測されても、それが何を意味するものとして認定されるかはその時の政治情勢などに左右される、ということなのだろう。 天下泰平の時代に出現したとすれば、ゴジラだって瑞祥として扱われるに違いない。

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  • 赤い○○ - てぃーえすのメモ帳

    初、成帝時、齊人甘忠可詐造天官暦、包元太平經十二卷、以言「漢家逢天地之大終、當更受命於天、天帝使真人赤精子、下教我此道。」忠可以教重平夏賀良・容丘丁廣世・東郡郭昌等、中壘校尉劉向奏忠可假鬼神罔上惑衆、下獄治服、未斷病死。 (『漢書』巻七十五、李尋伝) 漢代、天帝の下に「赤精子」という天人つまり天使のような存在がいた、と考えられていたようだ。 現代日から見ると「赤精子」ってストレート過ぎて使っていい名前なのかどうかすら心配してしまうね。

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  • それは偽りの伝統 教材に残り続ける「江戸しぐさ」

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  • 八王子城(1) - 瑣事加減

    八王子城跡には行ったことがない。 行こうと計画したことはある。大学2年生の春、後輩も増えたのでサークル内に名所旧跡を散策する集まりを作って、東京近辺の史跡巡りを何回か実施したことがある。結局行かなかったのだが、1:25000地形図「八王子」を購入してルートを検討したとき、八王子城跡の登り口に「造形大学」とあるのを見て、随分不便なところにあるな、と思った記憶がある。 ・椚国男『戦国の終わりを告げた城 八王子城を探る(ロッコウ ブックス)』平成3年7月20日初版印刷・平成3年7月25日初版発行・定価1359円・六興出版・269頁 その前だったか後だったか、この図書館から借りて読んだ。内容は殆ど覚えていないが、55〜71頁「三章 忌み山となる」に、学校の怪談が載っていたのである。5節あるうちの最後、68頁2行め〜71頁(2行め)「造形大の怪談」がそれで、未だ学校の怪談について自分なりの追究を

    八王子城(1) - 瑣事加減
    t-hirosaka
    t-hirosaka 2016/03/06
    椚国男『戦国の終わりを告げた城 八王子城を探る(ロッコウ ブックス)』
  • 松葉杖・セーラー服・お面・鬘(4) - 瑣事加減

    ・「映画秘宝」 ギンティ小林『新耳袋大逆転』及びその文庫版『新耳袋殴り込み 第二夜』の記述を順に検討しても良いのですが、小林氏がこの人物を著述に取り上げるに至った経緯から見て置きましょう。 単行「第二十九話」文庫版「第二十五話」の「蘇る都市伝説」に、その切っ掛けが語られています。91頁8〜12行め、文庫版79頁3〜8行め。改行箇所は前者「/」後者「|」で示した。 二〇〇四年のこと。 僕は洋泉社の『映画秘宝』で記事を書くようになっていた。そのときの編集長が田野|辺である。 ある晩、僕と田野辺は編集部で徹夜作業をしていた。そこで交わした会話で一九八七|年頃、田野辺/は僕の地元付近の大学に通っていたことがわかった。二人で地元の話題に|盛り上がっていたら、長年/忘れていたことが蘇った。*1 編集長の田野辺尚人はWikipedia「和光大学の人物一覧」に拠ると和光大学出身で、和光大学の最寄駅は小田

    松葉杖・セーラー服・お面・鬘(4) - 瑣事加減
  • 松葉杖・セーラー服・お面・鬘(2) - 瑣事加減

    ・ギンティ小林『新耳袋殴り込み』 昨日の続き。 この人物に関する文献には、後述するように出没していた時期のものもあるのですが、まずはこの人物について、話題が再燃するきっかけになったギンティ小林による言及を見て置きましょう。 ・ギンティ小林『突撃!現代百物語 新耳袋殴り込み』洋泉社・271頁四六判並製 新耳袋殴り込み 作者: ギンティ小林,ヒロモト森一出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2007/07/26メディア: 単行(ソフトカバー) クリック: 34回この商品を含むブログ (9件) を見る・2007年8月9日 第1刷発行・定価1300円 ・2007年8月9日 第1刷発行・2007年9月10日 第2刷発行・定価1300円 標題は奥付に拠ります。カバーは一致、異同は奥付の発行日の追加。 ・角川ホラー文庫18018『新耳袋殴り込み 第一夜』角川書店新耳袋殴り込み 第一夜 (角川ホラー文庫

    松葉杖・セーラー服・お面・鬘(2) - 瑣事加減
  • 松葉杖・セーラー服・お面・鬘(1) - 瑣事加減

    ・基文献 記事の題は、現在最も流布している「三足のサリーちゃん」としても良かったのですが、これは目撃者の一部に行われていた呼称であり、敢えて採用しませんでした。「三足」は実態に即していないし、別に流布している「三足のリカちゃん」とも紛らわしい。巧い題ではありませんが、目撃情報に共通するこの人物の道具立てを以て、題として見たのです*1。 私はこの怪人物のことを知らなかったのですが、小池壮彦の書いたものを久し振りに取り上げることにして、小池氏の寄稿の多い「不思議ナックルズ」の版元ミリオン出版のコンビニエンスストアの税込500円を幾つか借りて見て、そこで初めて知ったのです。 ・実話ナックルズ編集部 編『ナックルズBOOKS』ミリオン出版・B6判並製 ・ナックルズBOOKS 11『恐怖の都市伝説ファイナル』2009年1月30日初版第1刷発行・定価476円・272頁 恐怖の都市伝説ファイ

    松葉杖・セーラー服・お面・鬘(1) - 瑣事加減
    t-hirosaka
    t-hirosaka 2016/02/11
    サリーちゃん、町田界隈
  • 黒沼に教えてもらった - Living, Loving, Thinking, Again

    ムー大陸とかアトランティス大陸といったような所謂〈超古代史〉、或いは〈地球空洞説〉といったような知識は最初、中学生のときに新潮文庫で出ていた黒沼健*1 『失われた古代大陸』というを読んで得たのだった。私と同世代で、黒沼から出発して、大陸書房*2のを読み漁るようになったり、〈竹内文書〉*3とかに行っちゃったりした人も少なくないのではないかと思うが、幸か不幸か、俺は中途半端な人間だったので、そうはならなかった。 失われた古代大陸 (新潮文庫) 作者: 黒沼健出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1973メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見るその黒沼健だが、墓は多磨霊園にあるという。曰く、 神奈川県横浜市出身。名は左右田道雄。祖父は横浜の金融界で活躍した左右田金作、父は左右田銀行頭取で経済学者の左右田喜一郎(同墓)。 東京帝国大学法学部ドイツ法学科卒業。1

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    t-hirosaka
    t-hirosaka 2016/01/25
    黒沼健が左右田喜一郎の息子だったとは!
  • ウマだった猫 - Living, Loving, Thinking, Again

    「化けの困惑」http://d.hatena.ne.jp/t-hirosaka/20160111/1452495560 広坂さん*1曰く、 は輸入動物なのでそんなに古くはさかのぼれない。平安時代には貴族や寺院で飼われていたそうですが、一般に知れわたるようになったのはもっと後、『徒然草』の頃からでしょう。 それと関連して、「野」問題がある。前近代の文献で野と書かれている場合、これが野良なのか、タヌキ、アナグマなどのことなのかよくわからない(ヤマネコは州にはいないのでこの場合考慮しない)。『明月記』の又などはこのたぐいでしょう。『徒然草』に、飼い犬を又と間違えた話があるのも、というもののイメージがまだはっきりしていなかったからではないでしょうか。 ちなみに、が放し飼いになったのは『の草子』によれば、江戸時代の初めころからのようです。それ以前は、野良はいたとしても数は少な

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  • 始皇帝印の温泉 - てぃーえすのメモ帳

    麗山西北有温水。祭則得入、不祭則爛人肉。俗云、始皇與神女遊而忤其旨、神女唾之生瘡。始皇謝之、神女爲出温水。後人因以澆洗瘡。 (『水経注』渭水注引『三秦記』) 麗山(驪山)というと始皇帝の陵墓のあった地であるが、ここには温泉があったそうだ。 そして、そこにはこんな伝説があった。 始皇帝はここで神女と遊んで(意味深)彼女の機嫌を損ねることがあった。そうしたところ神女は謎のブレス攻撃を仕掛けてきて、始皇帝はその唾を受けたところが傷になったため、驚いてすぐ誤ったそうだ。 機嫌を直した神女は温水を生じさせてやった。おそらく、それで傷を治せということなのだろう。 後世、その温泉はちゃんと祭事を行ってからでないと入ってはならず、祭事をせずに入ると肉が爛れるという怖い温泉になっていたそうな。 私のような心の濁った者からすると、温泉を商売に使う連中が始皇帝を絡めた伝説を作ってアピールしたんじゃないか、なんて

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  • 始皇帝の不思議のダンジョン - てぃーえすのメモ帳

    昔始皇爲塚、斂天下瓌異、生殉工人、傾遠方奇寶於塚中、爲江海川瀆及列山岳之形。以沙棠沉檀爲舟楫、金銀爲鳧雁、以瑠璃雜寶爲龜魚。又於海中作玉象鯨魚、銜火珠爲星、以代膏燭、光出臺中、精靈之偉也。 昔生埋工人於塚内、至被開時皆不死。工人於塚内琢石爲龍鳳仙人之像、及作碑文辭讚。漢初發此塚、驗諸史傳、皆無列仙龍鳳之製、則知生埋匠人之所作也。後人更寫此碑文、而辭多怨酷之言、乃謂爲怨碑。史記略而不録。 (王嘉『拾遺記』) 秦の始皇帝が自分の墳墓を作る際(中国の帝王は生前に自らの墳墓を用意しておく)、金銀宝石を用いて塚の中に海や山や星を再現し、燭台に火をともし続けて明るさを保っていたという。 更に、職人を生き埋めにしてしまっていたが、何とも驚いたことに、漢初に始皇帝墓が暴かれた時(項羽によるものを指す?)、当初は無かったはずの竜や鳳凰や仙人たちの石像が作られていた。すなわち、職人たちは生き埋めにされてからも

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