京都府舞鶴市で今年5月、府立東舞鶴高校浮島分校1年の小杉美穂さん(当時15)が殺害された事件で、府警舞鶴署捜査本部は3日午後、遺体発見現場近くに住む無職の男(60)=窃盗罪で起訴=の自宅に対する殺人・死体遺棄容疑での家宅捜索と検証を終えた。先月28日以来、6日間で計40時間を超える異例の長期捜索で、男の着衣など約2千点を押収した。今後は事件にかかわるものがないか慎重に調べる。 男宅は風呂、トイレのほか3畳間2室と6畳間1室。捜査本部はここに6日間で延べ150人にのぼる鑑識担当などの捜査員を投入して捜索・検証に当たった。男の2人の弁護人も連日立ち会ったという。 捜査本部によると、当初は2日間で捜索を終える予定だったが、押収対象が広範にわたり大量にあったことから、長期化した。事件に関連するとみられる押収物の有無については「コメントを差し控えたい」としている。 弁護人側は、捜索前、捜索令状