先に言っておきますが、物語の出来は星5です。ただシルフィとロキシーのところだけ、納得いきませんでした。 作者がこうしたかったというのが若干見えてしまって、物語の展開の不自然さを否めません。 想い人を十何年も健気に好きでいて、やっと結ばれ結婚し、子供ができた所に、事件。 主人公の生死が問われるようなもので、不安もあったはずのシルフィ。 いくら主人公に余裕がなかったとはいえ、なんとか無事に帰ってきたと思えば、第二の妻を連れてきて、結婚するってのはちょい無神経すぎませんか。 ノルンの言い分が至極もっともすぎるのに、周りが洗脳されているように納得して、主人公に都合のいいように進んでいきました。 物語全般の出来はとても良いのに、ここだけが異様に不自然さが目立ってます。できればロキシーには恋心を抱かせずに、最後までお互い尊敬し合う師弟関係を通して欲しかった。 あるいはそこに恋心があったかもしれなかった