●そういったバックグラウンドをお持ちなんですね、分かりました。では、ここから今回の本について具体的に教えてください。まず、この本には「共有」「共感」「共鳴」の3つのキーワードからなっていますが、この着想はどこから得られたんですか? 高野:ソーシャルメディアが日本で盛り上がりはじめたときに、ソーシャルメディアマーケティングを考える上で「『共感』って大事だよね」と言われていたんです。それを、音楽に結びつけて考えたときに、「共感」だけでは音楽に関してはちょっと足りないんじゃないかと考えていました。そのままトレースはできない。その先があるはずだと。それで、ブログを書きながら出てきた概念が「共鳴」でした。しかも、「共鳴」の熱量が瞬間的にあるだけではダメで、それを循環させていかなければ結果には繋がらないということで、「共有」「共感」「共鳴」を「サイクル」させるという構想に至りました。 ●第一章は現在の