ヤクルトの五十嵐亮太投手(30)が9日、フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグに挑戦することを正式に発表した。 球団事務所で会見した五十嵐は「あこがれもあるし、理屈ではなく行きたい気持ちがすごく強かった」と語った。 12年目の五十嵐は、ことし6月に1軍登録日数が9年に達し海外FA権を取得。10月末には、ア・リーグ優勝決定シリーズのヤンキース−エンゼルス戦を初観戦し、「雰囲気がすごかった。あの中で投げてみたい」と、コメントを残した。 代理人はヤンキースの松井秀喜外野手(35)らを手がけ、実績のあるアーン・テレム氏に依頼することも決まった。メジャー側も五十嵐に興味を示しており、マリナーズ、メッツなど複数球団のスカウトが調査していた。 五十嵐は98年、千葉・敬愛学園からヤクルトに入団。10年間で507試合に登板し、47勝29敗54セーブで防御率は3.25。04年には37セーブを