2011.04.22作成、ニコニコにアップした動画ですが、まだこの問題は進行中なのでこちらにもアップ。 ネット上では、「チェルノブイリでは、汚染の拡散を防ぐために、避難区域の動物は一匹も外に出さず全部殺した」というような情報がたくさん流れていますが、それは事実ではなく、ソ連は、事故の初期段階で多数の家畜を避難させていたようです。 高田純「世界の放射線被曝調査」(ブルーバックス)には1万3千頭の牛と3千頭の豚を事故発生の7日後から10日後の間に避難させたという記述があります。 Z・A・メドヴェジェフ「チェルノブイリの遺産」(みすず書房)には原発30キロ圏から8万6千頭の牛を退避させた、という記述があります。 農民のエレーナ・ワコリュクが書いた「チェルノブイリの地獄から」にも、家畜を避難させる様子が描かれています。 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chern