底辺の拡大、地域経済活性化、CSのねじれの解消…多いメリット ソフトバンクの王貞治球団会長が打ち出したプロ野球16球団への“エクスパンション構想”。現行のセパ12球団から4球団を増やすというもので、王会長は「若い人にチャンスが広がる」と、野球の底辺を拡大するためにも球団数を増やすことは必要だと、構想の思いを明かしている。 そして、何かと賛否の議論が起こりがちなクライマックスシリーズの“ねじれ”も解消できる。16球団になれば、おそらく2リーグをそれぞれ4球団ずつ2地区に分かれることになるだろう。各地区の1位チームがリーグ優勝を競う形、ないし勝率上位の“ワイルドカード”を加えてもいい。少なくと3位のチームが勝ち上がるという“下克上”はなくなる。 一方のデメリットとして叫ばれることと言えば、球団数増加によるレベルの低下だ。選手数が増えることで、確かに選手全体としての平均レベルは下がるかもしれない