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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (368)

  • “渡り”を行うガラパゴスゾウガメ

    小道を通って高地に移動するガラパゴス諸島のゾウガメ。 Photograph by Christian Ziegler ガラパゴス諸島の火山島では、ガラパゴスゾウガメ(学名:Chelonoidis nigra)が渡り(季節ごとの生息地の移動)を行うという。ドイツ、マックス・プランク研究所の研究者スティーブン・ブレーク(Stephen Blake)氏が追跡調査を実施し、この驚くべき発見につながった。 ナショナル ジオグラフィックの探検家でもあるブレーク氏は、「あらゆる点で典型的な渡りだ。ただし規模は小さい」と話す。同氏は、ガラパゴス諸島のサンタ・クルス島で研究を進めている。 ブレーク氏らは18匹のゾウガメにGPSタグを装着し、月ごとに個体数の調査を実施。その結果、20歳以上のオスと一部の大人のメスが2~3週間かけて平均約6キロの生息地移動を行っていることがわかった。1日あたりの移動距離は200

    “渡り”を行うガラパゴスゾウガメ
  • 趣味は脳と体にいい、寿命を10年近く延ばすスポーツ他おすすめは

    米国カリフォルニア州のベニスビーチでスケートボードをする女性。1人でもチームでも、運動は心身の健康に良い効果をもたらす。(PHOTOGRAPH BY DINA LITOVSKY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 趣味を選ぶとき、ただ楽しいだけでなく、自分にとって有益かどうかを考えているだろうか? もし考慮していないのであれば、科学の力を借りてほしい。近年、数え切れないほどの研究によって、さまざまな趣味に体や心にいい効果があることが示されている。 2023年9月に医学誌「Nature Medicine」に掲載された論文では、65歳以上の趣味への関わり方と精神的な幸福をテーマにした5つの調査結果がまとめられている。調査を実施した地域は米国、日中国および13のヨーロッパの国々で、4〜8年にわたって9万3000人以上が追跡された。いずれの地域でも、趣味を持つ人は趣味を持たな

    趣味は脳と体にいい、寿命を10年近く延ばすスポーツ他おすすめは
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2024/12/26
    "夕方や週末に森か湖を散歩してみてほしい。散歩後は家に帰り、お気に入りの音楽を聴きながら、夕食をつくろう。"
  • 北極圏で“ミイラ化した森”を発見

    カナダ北極圏で最近発見された古代の樹木。 Photograph courtesy Joel Barker カナダ北極圏の奥地で数百万年前の古代の森林が“ミイラ化”した状態で発見された。保存状態が良く、幹のほか葉や種の鞘(さや)もそろっているという。同地域は極寒の乾燥地帯で現在は氷河で覆われており、盆栽程度のわずかな小木以外は樹木はほとんど生えていない。 調査チームの発見は、クッティニルパーク(Quttinirpaaq)国立公園のレンジャーから聞いた驚くべき話がきっかけだった。世界最北の陸塊の一つであるエルズミーア島の5分の1は同公園で保護されている。 レンジャーたちは長さ数フィートもある丸太など、普段は見かけない大きい樹木の幹が地面に散乱している場所に出くわした。研究チームを率いるオハイオ州立大学の環境科学者ジョエル・バーカー氏は、「この地域を歩くと、あちこちで見つかる。歩くのに苦労するほ

    北極圏で“ミイラ化した森”を発見
  • 第26話 涙の味? ライチョウを食す。

    ライチョウと言えば、「特別天然記念物」。 日人なら、すぐにそう思うだろう。 しかしそれは、日国内だけの事情で、アラスカなど北米では、狩猟対象であってべることも珍しくない。 ややこしい話しなのだが、英語でライチョウには、2種類ある。 「ターミガン」と「グラウス」だ。 共に英和辞書を引くと、「ライチョウ」としか書かれていないことが多いのだが、しっかりと呼び分けをされていて、「ターミガン」は冬になって羽を真っ白に変えるもの、「グラウス」は羽の色を変えず茶色いままのものをいう。 日で言えば、冬に真っ白になって、高山で凛として生きている天然記念物ニホンライチョウが、「ターミガン」。 北海道の森に生息していて、羽毛の色を変えない、エゾライチョウが、「グラウス」だ(この種類は、日でも狩猟対象になっている)。 このターミガンとグラウスの違いというのが、非常に難しい。

    第26話 涙の味? ライチョウを食す。
  • 「13日の金曜日」の科学、信じていない人も実は影響されている

    13日の金曜日にまつわる迷信の起源は、宗教的信条にあるという説がある。ただし、研究のほとんどは、この日がほかの日よりも不吉なわけではないことを示している。(Photograph by Alex Saberi, Nat Geo Image Collection) 13日の金曜日がまたやってきた。2022年には、暦の中で一番恐ろしいこの不吉な日は5月13日の1回だけだった。2023年は2回、1月13日と10月13日。そして2024年は2回、9月13日と12月13日だ。寒い季節の中、この日はさらに震え上がる一日を過ごすことになるかもしれない。 グレゴリオ暦では、400年ごとに同じ日と曜日が繰り返される。時折起きるこの偶然を恐れる理由など何もない。とはいえ、13日の金曜日はかなりの影響力を持ち続けている。(参考記事:「13日の金曜日、起源と現代の迷信」) 迷信を信じない人も影響されている 米シカゴ

    「13日の金曜日」の科学、信じていない人も実は影響されている
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2024/12/16
    僕は13日の木曜日に自転車で転んで歯を折りました…
  • イヌはネコより賢い? 科学が出した答えとは

    【参考動画】イヌは人間に見られると表情を変えることが明らかになった。(解説は英語です。記事文は「犬は人が見ると「悲しげな子犬の顔」をすると判明」を参照) 2匹のイヌは体の大きさに差があったものの、どちらの脳からもおよそ5億個のニューロンが見つかった。この数は、ネコの脳から見つかった2億5000万個の倍以上だ。ニューロンの数を基準に考えると、イヌはアライグマやライオンと同程度の知性があり、ネコはクマと同程度ということになる。(参考記事:「ネコが人の口をふさぎ、イヌが人の妊娠を悟る理由」) ちなみに、ヒトの大脳皮質にあるニューロンの数は160億個と、イヌやネコよりもはるかに多い。人類に最も近い親戚であるオランウータンやゴリラは80~90億個、チンパンジーは60~70億個だ。 研究チームがこれまで調査した中で、霊長類以外の動物で最も知性が高いのはゾウであり、彼らは56億個のニューロンを持ってい

    イヌはネコより賢い? 科学が出した答えとは
  • 「ペンギンは飛べないとずっと言ってきたのは間違いでした」

    映像作家でナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー(探求者)であるバーティ・グレゴリー氏は、8年にわたって南極でペンギンを撮影してきた。ところが2024年、自らが司会も務めるドキュメンタリー番組を撮影中に、それまでほとんど知られていなかった現象を目にすることになった。 若いコウテイペンギンが一列に並び、高い氷床から地平線に向かって消えてゆく。

    「ペンギンは飛べないとずっと言ってきたのは間違いでした」
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2024/12/09
    確か[wikipedia:小菅正夫]だったと記憶するが、ペンギンは「水の中を飛ぶ鳥」と評していたが。
  • かつて恐竜が歩いた奇岩の異世界、ビスタイ・ディナジン荒野へ

    米国ニューメキシコ州北部のビスタイ・ディナジン荒野を埋め尽くす奇岩「フードゥー」。この砂漠地帯には、古代に生息していた恐竜や動物の化石が豊富に残されている。(PHOTOGRAPH BY EFRAIN PADRO, ALAMY STOCK) 一見すると、地球上で最も荒れ果てた場所だ。空と砂と、地面から生えたような奇岩フードゥ―が果てしなく広がっている。 しかし、現在の米国ニューメキシコ州北部にあるこのビスタイ・ディナジン荒野は、太古の昔は内海に面した湿地で、大木や爬虫類、原始的な哺乳類、そして恐竜が暮らしていた。 この約166平方キロの保護区のそばに暮らすナバホ(ディネ)族は、風化した砂岩の荒れ地に2つの名前を与えた。ビスタイは「頁岩(けつがん)の丘がある広い場所」を意味し、ディナジンの語源は「立っているツル」だ。周囲の砂漠は海抜2000メートル弱だが、ビスタイ・ディナジンは侵されているた

    かつて恐竜が歩いた奇岩の異世界、ビスタイ・ディナジン荒野へ
  • トカゲも「ストレス食い」、動物たちのストレスとの付き合い方

    米国コロラド州南東部にのみ生息するコロラド・チェッカード・ウィップテイル(Aspidoscelis neotesselatus)。新たな研究で、戦闘機の爆音が鳴り響くとストレスホルモンが増え、べる量が増えることが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY KEN HOLTGREWE, GETTY IMAGES) 多くの人はストレスの多い状況に対処するために、コーヒーを飲みすぎたり、寝すぎたり、寝不足になったり、べすぎたりしてしまう(例えば、この記事の締め切りに間に合わせるために、筆者はヨーグルトとクッキー4枚、そして大量のブドウをべた)。 実は、いくつかの野生動物も、ストレスで行動が変わることが明らかになっている。野生動物にとって主な問題は、十分な料を見つけられるかどうか、あるいは他の動物にべられてしまわないかどうかだ。時には、これらの問題を引き起こすのが人間であることもある。

    トカゲも「ストレス食い」、動物たちのストレスとの付き合い方
  • ヒトはなぜ人間に進化した? 12の仮説とその変遷

    イスラエルの発掘地点で見つかった原始的な握斧。79万年前以前の物で、ホモ・エレクトスが作ったと考えられる。最古の石器は330万年前という古さだ。(Photograph by Kenneth Garrett, National Geographic Creative) 人間とはなんとすぐれた生きものだろう。この言葉には誰もが強く同意するに違いない。他の生物と比べてみれば、人間という存在は明らかに際立っている。 だが、先日、原始的な特徴と現代的な特徴をあわせもつヒト属の新種ホモ・ナレディが発見された。もちろん、ホモ・ナレディは人間(ホモ・サピエンス)ではないけれど、実際のところ、類人猿のみならず動物全体の中でホモ・サピエンスを唯一無二のものとしているのは何なのだろう。そして、私たちの祖先は、その「何か」をいつどのように獲得したのだろうか。(参考記事:「小顔のヒト属新種ホモ・ナレディを発見、南ア

    ヒトはなぜ人間に進化した? 12の仮説とその変遷
  • 天の川を見て方位を知るフンコロガシ、日中は?

    空の情報を手がかりに糞を一直線に転がすフンコロガシ。(Photograph by Adrian Bailey, National Geographic) カーナビはみんな大好きだが、一杯わされた経験は誰しもお持ちだろう。米国の芸人ロス・ノーブルのこんな話を聞いたことがある。オーストラリアのナラボー平原をドライブしているときにカーナビが言った。「2日間直進してください。それから左に曲がってください」。その後、道は延々とまっすぐで、カーナビからはなんの指示もなく、結局左折する場所がわからなかったそうだ。 もしフンコロガシの才能が人にあれば、カーナビなんて必要ないのだけれど。 2013年、ナショジオニュースは 「Current Biology」誌に発表されたある論文を紹介した。アフリカのフンコロガシは天の川を手がかりに方位を知るというものだ。こんな能力を持つ生きものは他には知られていない。 こ

    天の川を見て方位を知るフンコロガシ、日中は?
  • 女性の自閉症が爆発的に増加、なぜ? 男性と異なる傾向とは

    女児や女性が自閉症と診断される割合が高まっている。研究者らは、その理由のひとつとして、自閉症の人々の体験への理解が深まった点を挙げている。(Photograph by Sophie Chivet, VU/Redux Agency) セレニティ・カイザーさんは48歳で自閉スペクトラム症(ASD、自閉症)と診断された。診断結果は驚きであると同時に、彼女がずっと抱えていた問題に対する答えでもあった。子どものころ、カイザーさんはいつも「度が過ぎる」と言われ、笑い声が大きすぎる、動きが不自然、おかしなタイミングでおかしなことを言うといった指摘を受けていた。11歳のとき、彼女は施設に2度入れられたが、それがなぜなのかは、自分ではよくわからなかった。 自閉症と診断されたあと、カイザーさんは施設に収容されていた当時の書類を調べた。自分が施設に入れられる原因となった特徴が「ほぼ教科書通りの自閉症」だったこと

    女性の自閉症が爆発的に増加、なぜ? 男性と異なる傾向とは
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2024/11/28
    "自閉症は社会性コミュニケーション症に分類される"/『不安なモンロー、捨てられないウォーホル』/しかし昔の記事を参照してるのに、会員じゃないと読めないのは悲しい…
  • 危機にある言語の未来

    今、世界で話されている約7000の言語の半分が、今世紀中に消滅する恐れがある。少数民族の言葉は守れるか。 文=ラス・ライマー 写真=リン・ジョンソン 現在、地球上では約7000の言語が話されているが、2週間に一つのペースで消滅し、今世紀中に半数まで減ってしまうと言われている。少数民族が母語を捨て、英語などの主要言語を話すようになっているのだ。一つの言語が消えるとき、私たちは何を失うのだろう。ロシアのトゥバ語、インドのアカ語、メキシコのセリ語を例に、言語学者が進める救済プロジェクトの中で見えてきた、言葉と文化の関係を考える。 新潟出身の私は、上京した際に「しびく」という方言と同じ意味の標準語がなく、非常に困りました。ある物が地面に付く“ギリギリ”の微妙な位置で、かつ“移動”しているときに使う言葉。たとえば、長すぎるスカートのすそを時折擦るように歩いていると、「しびいてるよ!」と注意されます。

    危機にある言語の未来
  • 火星の磁場消滅、原因は巨大な小惑星

    科学者たちの研究により、火星の磁場が消滅したのは巨大な小惑星の衝突が原因だったことがわかった。その小惑星は、かつて地球の恐竜を絶滅させたと考えられている天体の数倍の大きさがあったとみられる。 約41億年前に、小惑星衝突の衝撃で作られたのが直径3300キロのユートピア平原という大規模なクレーターである(写真中央の青の濃い円形部分)。 Photograph courtesy NASA 科学者たちの研究により、火星の磁場が消滅したのは巨大な小惑星の衝突が原因だったことが判明した。その小惑星は、かつて地球の恐竜を絶滅させたと考えられている天体の数倍の大きさがあったとみられる。 現存する大規模なクレーターの数から判断して、初期の火星は約1億年の間に15個ほどの巨大な天体が衝突していたと考えられている。 今回新たに作成されたコンピューターモデルから、火星の磁場は、特に規模の大きかった4回の天体衝突でし

    火星の磁場消滅、原因は巨大な小惑星
  • なぜ犬は飼い主に似る? 見た目も性格も、科学が出した答えとは | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト

    アフガン・ハウンドの「ホープ」は、飼い主のヘンリーさんと同じワイルドな毛だ。英国の写真家ジェラード・ゲシングス氏は、飼い主に似ているイヌをテーマにした写真シリーズの一環として、このペアを撮影した。(Photograph by Gerrard Gethings) 世界中でおこなわれた15の研究をレビューした最近の論文で、イヌとその飼い主は見た目と行動が似ているだけでなく、共に過ごす時間が長くなるにつれて性格の類似性が深まっていくことが示された。論文は2024年9月29日付けで学術誌「Personality and Individual Differences」に掲載された。イヌは飼い主に似るという説を裏付ける科学的根拠がまたひとつ加わった。 多くの研究で、ボランティアの被験者にイヌと飼い主の写真を正しく一致させられるかを調査していた。その結果、正解の割合が偶然の確率(チャンスレベル)を上回る

    なぜ犬は飼い主に似る? 見た目も性格も、科学が出した答えとは | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
  • ヒトがウマと競走して勝つには、そのために必要なこととは

    長距離レースならヒトはウマと互角に渡り合える。それほどの持久力をヒトはなぜ備えているのだろうか。(Photograph by Gerard Lacz, VWPics / Redux) 35歳のニコール・ティーニー氏の足は鉛のように重く、肺は呼吸するたびに焼けるようだった。50マイル(約80キロメートル)のウルトラマラソンは、最終コーナーにさしかかっていた。彼女は疲れ切っていたが、後続のランナーがすぐ後ろにいるので、ペースを落とすわけにはいかなかった。何しろこれは普通のレースではない。ティーニー氏の後ろを走っているのはヒトではなくウマだった。彼女はウマと競走しているのだ。 彼女にとってこのレースは、不可能とも思えることを成し遂げる5年間におよぶ努力の総仕上げだった。ゴールに近づく頃には「体は勝手に動いていた状態でした」と彼女は言う。「いちど立ち止まったら、再び走り出すのは難しいだろうと分かっ

    ヒトがウマと競走して勝つには、そのために必要なこととは
  • 米先住民の人口激減、DNAで分析

    1492年、ハイチ沿岸で座礁したサンタ・マリア号から荷を降ろすクリストファー・コロンブス隊(想像図)。 Illustration by Richard Schlecht, National Geographic 約500年前にヨーロッパ人と初めて接触したアメリカ先住民たち。新たな遺伝子研究によるとその後、人口が半数にまで激減したという。ヨーロッパ人が「新大陸」にばらまいた疫病、先住民の虐殺・奴隷化が壊滅的な影響をもたらしたという歴史的な説明の科学的な裏付けとなる。 研究チームは当時と現代のミトコンドリアDNAの標を使って、アメリカ先住民の人口履歴を計算した。ミトコンドリアDNAは母親から子に受け継がれるDNAである。 分析データによると、アメリカ先住民の人口のピークは約5000年前。最低レベルまで減少したのは約500年前で、クリストファー・コロンブスが「新大陸」に到達してわずか数年後、ヨ

    米先住民の人口激減、DNAで分析
  • 体が柔らか過ぎる「二重関節」は慢性疾患のリスクが高い、なぜ?

    最近の研究では、関節過可動性の人は、新型コロナウイルス後遺症や、体位性頻脈症候群、肥満細胞活性化症候群、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群といった慢性疾患を発症するリスクが高いことが示唆されている。(Photograph by Inge Nandrup-Bus, Getty Images) 体の関節が普通よりも柔らかいことを、「関節過可動性」または「二重関節」というが、個人差は大きい。単に手足を人より大きく広げられる人もいれば、何度も脱臼を繰り返す人もいる。手足の可動域が広いだけなら、パーティーの話題作りにちょうどいいかもしれないし、ダンサーや体操選手なら有利になることもある。 しかし、多くの人にとって、関節過可動性は結合組織(全身の組織どうしをつないで体を支える組織)が弱いことを示しており、それが慢性的な痛みや胃腸障害など、さまざまな健康問題を引き起こすことがある。 さらに、新型コロナウイル

    体が柔らか過ぎる「二重関節」は慢性疾患のリスクが高い、なぜ?
  • イルカは“名前”を呼ばれたら反応する

    メキシコ、カリフォルニア湾を泳ぐハンドウイルカ。 Photograph by Ralph Lee Hopkins, National Geographic Stock 過去の研究から、イルカは個体ごとの「シグネチャーホイッスル」という鳴音で識別していることが示されている。多くの場合、複数の群れが遭遇したときなど、大きな集団の中で使用される。 この鳴音の変調パターンは、それぞれの“名前”を表していると1960年代から考えられてきた。捕獲したイルカは、知っている個体の鳴音に反応することがわかっている。 そして最近、この説をさらに一歩進めた研究結果が発表された。研究には参加していないが、ナショナル ジオグラフィック協会の助成金を得てイルカの行動を研究するカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のホイットニー・フリードマン(Whitney Friedman)氏によれば、自分の鳴音と同じ音に反応

    イルカは“名前”を呼ばれたら反応する
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2024/10/17
    ”シグネチャーホイッスル”
  • パリ五輪でも話題、レインボーはなぜLGBTQIA+の象徴に?

    2024年6月1日にスペインのトレモリノスで行われたプライドパレード。多くの人がレインボーフラッグを掲げている。(PHOTOGRAPH BY ALEX ZEA/EUROPA PRESS VIA GETTY IMAGES) レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア、クエスチョニング、インターセックス、アセクシャルなど、LGBTQIA+のプライドを象徴するレインボーのプライドフラッグは、多様な色を示すことだけが目的ではない。この旗を掲げた家や店、バンパーステッカーが貼られた車は、LGBTQIA+の人々を支持し、安全な場所を提供する意思を示している。(参考記事:「「LGBT」から「LGBTQIA+」へ、言葉が長くなってきた理由」) パリオリンピックの開会式では女装したドラァグクイーンが登場する演出があり、話題となった。スポーツにおける性的少数者の話題を扱うニュースサイト「Ou

    パリ五輪でも話題、レインボーはなぜLGBTQIA+の象徴に?