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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (8)

  • 「日本の生物学教育はヒト生物学と統計学が欠けている」 | 5号館を出て

    Biotechnology Japan ではヘッドラインしか読めないのですが、興味深い記事が載っていました。 「日の生物学教育はヒト生物学と統計学が欠けている」、筑波の生物学オリンピックで齋藤淳一・日本代表団チームリーダー 「生物学教育のカリキュラムは国によって内容が異なるので、国際生物学オリンピックでは、キャンベル生物学(Campbell/Reece BIOLOGY)を出題の準拠にしている。日に欠けているのは、ヒトの生物学と統計学の2分野だ」。 先日の国際生物学オリンピックでは、参加した4人の日人高校生のうち、一人が日人として初の金メダルを取るという快挙を達成したほか、残りの3名も全員が銀メダルという優秀な成績でした。 まあ、日でやったというアドバンテージもあったでしょうし、参加した世界の高校生221人のうち、金メダルは成績上位の約10%、銀メダルはそれ以下の約30%までに与え

    「日本の生物学教育はヒト生物学と統計学が欠けている」 | 5号館を出て
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2009/07/21
    統計学の知識が重要、というのは、全くその通りで。統計(アンケート)に欺されないためにも。
  • 臓器移植法改正案可決(たとえば脳死がiPS細胞で治るようになったらどうなる) | 5号館を出て

    法律があり、生前からその意志をドナーカードに残していた人が脳死になったならば、家族の同意のもとで臓器が提供できるという状況がありながらも、これまで年間10件程度とその例数がきわめて少なかった臓器移植医療です。15歳以下の臓器提供もできなかったこともあり臓器提供を増やすために検討が続けられてきた臓器移植法改正ですが、昨日衆議院会議で採決が行われ、最初に採決されたA案が賛成263、反対167という大差で可決されてしまいました。私としては、あまりに大差で簡単に可決されてしまったという印象です。 何も根拠がないのですが、今まで臓器提供が少なかったという事実が、国民の多くが臓器移植に積極的には賛成していないことを示しているような気がしますので、衆議院の意見分布は必ずしも国民の意見分布を反映していないかもしれず、この件に関しては参考として国民投票でもやることの意義はあると思います。この期に及んで新聞

    臓器移植法改正案可決(たとえば脳死がiPS細胞で治るようになったらどうなる) | 5号館を出て
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2009/06/20
    ”あまりに大差で簡単に可決されてしまった”ビックリしたのは、他サイトのアンケートでもこれを指示する人が圧倒的多数だったこと。早めにドナーカード入手しておいた方が良いかも。/コメ欄も荒れてるね。
  • 未熟なDNA鑑定で無期懲役判決を出したことに対する科学者の責任 | 5号館を出て

    あちこちで話題になっているので、もはや付け足すことはほとんどないのですが、私たちと研究領域が近いところで使われるDNA鑑定が「決め手」のひとつで判決が確定していたこと、さらにそれが新しい鑑定技術の発展でひっくり返されたという最近のニュースに対しては、やはりそれなりに衝撃を受けております。 この事例では、悪名高き日の警察の「決めつけ捜査」と、「どんな容疑者でも絶対に落とせる」というこれでもかという圧迫取り調べ技術による自白だけではなく、それを科学的にバックアップするものとして登場したDNA鑑定によって最高裁で無期懲役が決定していたということがキーになっています。 それまでも、恣意的な捜査と強引な自白の強要、さらには証拠のねつ造でえん罪を繰り返してきた日の警察にとっては、「科学捜査」すらも彼らの「直感」を補完するための新しい道具のひとつに過ぎなかったに違いありません。それまでも、平気で非科

    未熟なDNA鑑定で無期懲役判決を出したことに対する科学者の責任 | 5号館を出て
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2009/06/07
    この事件は、無期懲だったからまだ良かったものの、死刑だったら…と思うとゾッとする。
  • アメリカで除草剤に耐性を獲得した雑草が増えている | 5号館を出て

    昨日の朝日新聞朝刊の科学欄に出ていた記事です。 除草剤グリホサート効かぬ雑草 米で勢力を拡大中 (5月22日朝日朝刊13版) 現地を調査した佐合隆一・茨城大教授(雑草学)によると、米国では9種のグリホサート抵抗性雑草が報告されている。とくにオオホナガアオゲイトウとヒメムカシヨモギが、広い面積で発生しているという。 グリホサートは、アメリカのモンサント社が開発し、ラウンドアップという商品名で有名な除草剤です。有効成分はグリホサートイソプロピルアミン塩(イソプロピルアンモニウム N-(ホスホノメチル)グリシナート)だそうです。 Wikipediaによると、すでに特許は切れており、ラウンドアップの日での商標権と生産・販売権は2002年に日モンサントから日産化学工業へ譲渡されて販売されていますが、他にもたくさんのジェネリック薬品が出ています。 野外では細菌などによって速やかに分解されるため、ヒ

    アメリカで除草剤に耐性を獲得した雑草が増えている | 5号館を出て
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2009/05/24
    ”進化する生物に進化しない薬物で対応するということ自体に限界があることを自覚し、進化学的考察に基づく生態学的防除などを考えることが求められていると思います。”
  • 東北大学大学院生の自殺 (とりあえず落ち着いてください) | 5号館を出て

    あまりにも重苦しいので、なかなか書けませんでした。お亡くなりになった方と、ご家族・関係者の方々には心から哀悼の意を表します。 おそらく、あちこちの大学院で似たような事例は起こっているのだと思います。今は、日中で自殺者が増えたまま高止まりしており、さらには中高年の自殺者が増えているので、ある意味であまり目立たなくなっていたのかもしれませんが、昔から感受性の強い大学生・大学院生は自殺へと向きやすい傾向を持った年齢ということで、特に注意を払う必要があるという事情は変わっていないと思います。 その上、院生の増加と国立大学を中心とする法人化のもとで、大学院生の就職競争ばかりではなく、教員の雑務の増加と通常の教育研究予算の度を越えた削減によって、大学の教育研究環境の劣悪化が加わっていますので、ただでさえ折れやすい若者たちが追い詰められやすい環境になっていることは否定できません。 そんな環境の中で、研

    東北大学大学院生の自殺 (とりあえず落ち着いてください) | 5号館を出て
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2009/05/15
    いずれにしろ、死は不可逆過程の最たるものなんですね。一度死んだ人は二度と戻ってきません。
  • もっともっとたくさんの科学批評家が必要だ | 5号館を出て

    CoSTEPの修了式のコメンテーターのおひとりである松田さんから受けた刺激に対して、それが新鮮なうちに書いてしまおうと思っていささか(というか、かなり)未熟な考えを書いてしまったために、多くの方を混乱に陥れてしまったことを反省しております。 科学技術コミュニケーション: 解説から批評へ (stochinai) その結果、あちこちで不必要な反発や議論を巻き起こしてしまったという責任も感じているのですが、まあこういうことは議論されないよりは、多少の誤解や間違いを出発点としていたとしても、議論があること自体が良いことだと自分に言い聞かせております(^^;)。 そんな中で、はななだ未熟な私のエントリーに対して、ktatchyさんとhiroichiさんが非常に誠実なご意見を書いてくださり、とても感謝しています。また、関連した有益なコメントもあちこちでたくさん頂きました。 コミュニケーターブームが科学

    もっともっとたくさんの科学批評家が必要だ | 5号館を出て
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2009/03/24
    次のテーマにこそ期待。
  • カエルの電車ごっこ | 5号館を出て

    アフリカツメガエルを飼育している人にはおなじみの光景かもしれません。オスとメスと隔離して飼育していると、オスの水槽では時々おもしろいことが起こります。 オスが発情が最高潮に達すると、相手がメスでなくても抱きつくことが良くあります。これはオスがオスに抱きついたペアです。 一見、普通のオスメスのペアのように見えますが、抱きつかれている方の手のひらの内側が真っ黒になっているので、オスだということがわかります。 まあ、これくらいなら特にどうということはないのですが、時にはこんな電車ごっこになってしまいます。

    カエルの電車ごっこ | 5号館を出て
  • 研究室間格差 | 5号館を出て

    別に今に始まったことではないのかもしれませんが、最近はとみに研究室間の経済格差が大きくなってきているのではないかという話が昨日の会議の中でも聞かれました。 学会の年次大会以外に、シンポジウムとかワークショップさらには国外学会へ日の学会として組織的に参加することを呼びかけても、参加できるのは限られた大学や研究所の限られた研究室からだけということが多くなっているのだそうです。 昨今、研究費でもかなり苦しい思いをする研究室が増えてきました。日常的に研究室で使うお金に比べると、それなりの数の教員・学生がまとまって学会に参加するには結構大きなお金が必要になります。 昔、高校の理科の先生が「研究費」という名目で使えるお金が年間数万円から十数万円くらいだという話を聞いたことがあり、さすがにそれではできる「研究」に大きな制限がかかってしまうと思った記憶があります。 それが、最近では大学の理学部の研究室で

    研究室間格差 | 5号館を出て
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2009/01/26
    まぁ、まず社会全体で格差社会に突き進んでいるわけですからね。
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