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ブックマーク / blog.tinect.jp (22)

  • ジョブ型は仕組み上、若者は就職弱者になる。

    6月11日、内閣から『経済財政運営と改革の基方針 2024』なるものが発表された。 「政府は今後こういう方針で経済と向き合っていきます」的なやつだ。 そこには、「全世代対象のリスキリング強化に取り組み、ジョブ型人事の導入を促進する」といったことが書かれている。 ジョブ型への移行はここ数年取り沙汰されていたから、「やっぱりその路線でいくのねー」と理解はできるのだが……。 なんで、ジョブ型に必須の「職業に紐づく教育」について語られないんだろう? ジョブ型にしたからって、スキルを持った若者が畑からとれるわけじゃないんだぞ? ジョブ型では若者が「就職弱者」になる ジョブ型についてまとめたレポートによると、岸田首相はジョブ型に関して、「多様な人材、意欲ある個人が、その能力を活かして働くことで企業の生産性を向上させる」と演説したらしい。 また、経団連は「必要な能力やスキルを明確にすることで、働き手が

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    takuwz 2024/07/16
  • これじゃあ国が滅びるよ──『韓国 行き過ぎた資本主義』を読んで

    年がら年じゅうブログなどを書き続けている私だが、私なりにメインテーマみたいなものを持っている。 2013年頃まで、そのメインテーマは「自己愛」だったが、2014年頃から「急激な社会の進歩」に変わった。 たとえば2019年の1月に書いた『日の破局的な少子化と、急ぎすぎた近代化』というブログ記事もそうしたテーマに沿ったもので、一日あたりのPV数の記録を塗り替えるほど、たくさんの人に読まれた。 日の破局的な少子化と、急ぎすぎた近代化 -シロクマの屑籠 日も東アジアの新興国も、かつては近代化や経済発展を旗印に、つまり、欧米諸国のようになることを目標としてきた。ほかのアジアやアフリカの途上国も同様だろう。 しかし、急激な近代化とは、いったいどういうものだったのか? 急激に近代化し、経済発展を遂げた国々がたどり着いた破局的な人口減少を目の当たりにした時、長い時間をかけてたくさんの植民地をい荒ら

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    takuwz 2020/02/16
  • 漫画「ワールドトリガー」の、敵が味方になる展開が、滅茶苦茶説得力があって熱いという話。

    今から皆さんに、「ワールドトリガーのヒュースが玉狛の味方になるまでの経緯が、滅茶苦茶細かい上に計算され尽くしていて物凄い」という話をします。よろしくお願いします。 皆さん、「ワールドトリガー」って漫画、知ってますか? 2018年まで「週間少年ジャンプ」で連載されて、その後ジャンプスクエアに移籍、 現在でも連載が続いている超面白い漫画でして、およそ全人類が読んで損のない出来だと私は思っているので、未読の方は是非読まれるべきだと考える次第なんですが。 まだ21巻までしか出ていないので簡単についていけて超お得です。お得。 最初にちょっとだけ、未読の方の為に内容紹介をさせてください。 ワールドトリガーという漫画は、一言で言うと、「汎用能力を使ったチームバトル漫画」です。 能力バトル、ってジャンルありますよね。 キャラクターが色んな能力を持っていて、その能力を使って能力者同士戦うヤツ。 能力と能力の

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    takuwz 2019/12/19
  • 仕事ができる人ほど、できない人に優しく振る舞うのは、マネジメントの定石。

    昔、ある会社の営業MTGで、忘れられないやりとりがあった。 少々詳しく描写すると、出席者は以下の通り。 ・役員(部長) ・リーダー ・メンバー 7名のメンバーの能力は各々、高、高、中、中、中、中、低。 二人ぐらい優秀な人物がいて、一人「できない人」が混ざっているイメージだ。 また、役員とリーダーは切れ者で、部下の報告の論理矛盾やダメな点にはすぐに気づく。 さて、こんな状況で来期の「営業計画」について、MTGが開催された。このMTGの議長はリーダーだ。 リーダーはテキパキと議事を進める。 来期の営業部の方針に始まり、具体的な目標設定、個人の役割など、メンバーへの指示も簡潔でわかりやすい。 ここまではなんの問題もなかった。 だが、今年一年を振り返っての営業報告が始まると、雰囲気が変わった。 無理もない。メンバーの一人ひとりが、自分の過去の実績と、これからの具体的行動を発表しているのだから、緊張

    仕事ができる人ほど、できない人に優しく振る舞うのは、マネジメントの定石。
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    takuwz 2019/02/26
    ここで激詰めして、連帯責任で懲罰していくのが、軍式マネジメントですかな。
  • Googleの社員食堂に感じた、格差社会のリアル。

    つい先日、Googleランチに行ってきた。 Googleはオフィス内に3つの堂があり、その全てを無料で社員は利用する事ができる。そして社員に知り合いがいると、その堂を外部の人間も利用できるのだ。 <参考 Googleの社員堂行ってきた! – はらぺこグリズリーの料理ブログ > あの有名なGoogleの中に潜入できる!こんなワクワクする展開もそうはあるまい。 というわけでGoogle社員に聞いた色々な話を織り交ぜつつ、現代のグローバル企業の深淵に迫っていこう。 能力不足でクビになった人が1人もいないGoogle支社 六木ヒルズの43階にあるGoogle堂での光景は異様としかいいようがない。 雰囲気を一言で表せば、まるで外国の大学のカフェテリアのようである。 そこに並ぶのは「ホテルのビュッフェかい!」といいたくなるような色とりどりの品目。全部で20種類ぐらいはあったんじゃないだ

    Googleの社員食堂に感じた、格差社会のリアル。
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    takuwz 2019/02/05
  • なぜ「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」のほうが圧倒的に重要なのか、ようやくわかった。

    私が知る限り、もっとも人心掌握に秀でたマネジャーの一人は、あるSIerのMさんだ。 といっても、Mさんは特に人望があるわけでも、人徳が高いわけでもない。 そういった定性的な話ではない。もっと実務的なのだ。 実は、彼が人心掌握に優れていると判断する理由は、「人を動かすこと」の巧みさゆえである。 私が言わない方がいい、彼に言ってもらおう 私がMさんの人心掌握術の巧みさを知ったのは、「情報セキュリティ対策プロジェクト」の時だった。 ご存じの方も多いと思うが、セキュリティ対策はさまざまな日常の手続きを煩雑化することがある。 例えばお客さんとの情報のやり取りに関する制限がかかったり、記録をつけなければならなかったりなどだ。 Mさんの部下も例外ではなかった。 現在進行中のプロジェクトの情報のやり取りに問題がある、とセキュリティ監査で指摘され、その改善策として上から提示されたルールが、かなり煩雑なものだ

    なぜ「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」のほうが圧倒的に重要なのか、ようやくわかった。
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    takuwz 2018/04/08
  • Airbnbを真摯に続けていたらガイアの夜明けに出演してしまった

    ご存知の方いらっしゃると思いますが、先日テレ東の「ガイアの夜明け」に出演しました。 その日に、ドイツ人夫婦と入れ替わりでやってきた台湾からのカップルと一緒に見ました。自分たちの部屋がテレビ映ってる!ってはしゃいでました。 (番組見逃した方は、テレ東公式のオンデマンド(最初の1ヶ月無料)もしくはツイッター#ガイアの夜明けで探すと出て来るかもしれません) 今回出演依頼をうけた理由は、Airbnbホストの活動と実態の当の姿を多くの人に知ってもらいたいと思ったからです。 もちろんAirbnb日記ではずっと伝え続けているつもりですが、今回は昔から大好きなテレ東でしたし、経済番組の「ガイアの夜明け」ということもあり、自分の伝えたいことを歪めることなく伝えてもらえるかもしれないと思ったからです。(逆に言うと、今までは相手側になにかしら伝えたいこと、往々にして「トラブルネタとか収益について」があって、そ

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    takuwz 2018/03/14
  • MacBookAirの電源アダプタが故障したので修理した

    昔からMacBook使っていて、電源アダプターが故障した人たくさんいるんじゃないかなって思います。 だって、 ですからね。 ほぼ100%切れるでしょうね。電源コードなんて切れていないよってあなた、運がいいとか思わないでくださいね。それ運転してない人のゴールド免許みたいなものです。蔑まされてます。 私のもすでにかなり前からその兆候があり、テープで補強してました。ついにその補強も及ばなくなったようです。何度手でグニャグニャしても接続しませんでした。そして、ついにその日が来てしまったのでした。 いくらなのかなって見てみると、 安くはないです。でも、このMacBook Airが今まで生み出してくれた価値(いくらかのお金ももちろんだけど、マック使ってなんか創ってるって気分も含めて)から考えると全然安いし、別にすぐに買ってもいいと思う。ワンポチすれば、明日には届くみたいだし。 でも、今日はここでちょっ

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    takuwz 2018/03/14
    なるほど。切って付け直すか。
  • なぜ「おじさん」「おばさん」は、人生の下り坂に耐えて生きていけるのか。

    太く短く生きたい若者が、細く長く生きたい中高年層になる瞬間について 「あんまり長生きなんてしたくないんだよね。若い頃にしっかりと人生を楽しんで、太く短く40歳ぐらいで死ぬ方が、細く長く生きるよりも全然いい」 こういう事をいう若い人は結構多い。僕も若い頃はこんな感じの事をよく言っていた。 ところが働き始めた後、ある程度年配の方と接するようになってみて、この世に未練がある人が驚くほど多いという事がわかり非常に驚いた。 この人達に詳しく話を聞いてみると、この人達も若い頃は太く短く生きるのが理想だったけど、実際に自分が40~60になってみると昔は忌み嫌っていた細く長くの生き方に執着するようになってきたというのだ。 これは、私よりも一回り若い医師ブロガーの、高須賀さんによる文章だ。 アラサー時点の気付きを書き綴った文章として、共感できるものだった。たぶんだけど、この気付きだいたい当たっていると思う。

    なぜ「おじさん」「おばさん」は、人生の下り坂に耐えて生きていけるのか。
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    takuwz 2017/06/17
  • 「社員に裏切られたけど、逆に良かったです」と語る経営者の話。

    もう二月も終わり、三月である。この時期になると様々な会社が新人を迎える準備をする。そして、準備の中でも特に、コストも掛かり、社員も多くの時間を使うのが、「新人研修」である。 多くの新卒の方々は、「新人研修」というものは「あって当たり前」と思うだろう。 しかし、実際には会社には大きな負担なのだ。外部の研修機関に依頼するのにも大きなお金がかかるし、社内で賄うにしても、先輩社員の時間をかなり割かなくてはならない。 しかも、研修の成果というものはすぐに出るものではない。多大なコストと2年、3年という多大な時間をかけ、ようやく新人は一人前になり、会社に貢献することができるようになる。 私も上のように書いているが、それに気づいたのは会社に入ってかなりの時間を経た後だ。そして、その話をしてくれた一人の経営者の話を思い出す。 その会社は30人ばかりの、システム開発を行っている会社だった。 社長は腕一で稼

    「社員に裏切られたけど、逆に良かったです」と語る経営者の話。
    takuwz
    takuwz 2015/04/01
    >彼が会社にいたときは会社は活性化してましたよ。やっぱり、みんな先輩ヅラしたいんでしょうね。ですから、1名だけでも新卒を採用しようと思ったんです。
  • 「やってみたい」と、「やってみた」のあいだにある、大きな差。 | Books&Apps

    知り合いの経営者に、 「将来、◯◯をやってみたいと思ってます」と言うと、すぐに、「で、今は一体何やってるの?」と切り返す人物がいる。 まあ、嫌なやつである。 だが、彼の言うことは質を突いている。 彼が言うには、「やってみたい」と、「やってみた」の間にはとてつもなく深く広い溝があるのだそうだ。 「その2つは、全く違う次元の話だ」 と、彼は言う。 「気か、気じゃないか、と、そういった陳腐な精神論ではない差がある。」 ■ 「将来、独立したいんです」と、その若手ビジネスマンは彼に言った。 彼は「で、今は一体何やってるの?」と聞く。 その若手は、「今は、独立するための勉強をしています」と言った。 彼は、「勉強するなら、今すぐサラリーマンやめて、独立するのが一番勉強になるよ。」と、冷たく言う。 若手は「嫌なやつだ」というような顔をして、「いや、独立するんじゃなくて、独立して成功しなきゃ意味が無い

    「やってみたい」と、「やってみた」のあいだにある、大きな差。 | Books&Apps
    takuwz
    takuwz 2015/04/01
    >「やってみた」は、科学。「やってみたい」は、迷信。
  • 「才能も、カネもないやつが、楽しく生きる方法を教えてやる」

    彼は、フリーランスをやっていた。webページ作成等の案件を、知り合いからもらい、悠々と暮らしている。独り身で、いつも同じ服を着ており、いつ働いているかもよくわからない。 「就職しようと思わなかったの?」と聞くと、「オレはお世辞が苦手だから、就職しても会社に馴染めない」と、言う。 彼に、「もっと仕事お願いできない?」と聞くと、「やる気が無いからムリ」と言う。 そんな彼だが、面白いことに彼はいつも幸せそうだった。 「まあ、適当に楽しく生きているよ」というのが彼の口癖であり、いつも飄々としている。 その日は彼にしては珍しく饒舌だった。 「いやー、毎日楽しいよ。」と彼は言う。 「何が?」と切り返すと彼は、 「全部」と言う。 私が怪訝な顔をすると、彼は、ニヤリと笑い、「なんの才能もカネもないやつが、楽しく生きる方法を教えてやる」と言った。 「一つ目。早起きする。」と、彼は言った。 「早起き?」 「朝

    「才能も、カネもないやつが、楽しく生きる方法を教えてやる」
    takuwz
    takuwz 2015/04/01
    >「面倒だ」と言わない。」「面倒なことが、楽しいんだよ。カンタンに済ませようとするから、ほんとうに楽しいことが見えないんだ。」
  • 「身の回りで、自分より優秀な人間を挙げてみよ」と言われて、挙げることの出来た人数が、その人物の器の大きさを示す。

    ハフィントン・ポストにて、田宗一郎氏の含蓄のある意見を見受けた。 どうだね、君が手に負えないと思う者だけ、採用してみては ── 田宗一郎 ある日、田は採用担当の試験官にこう提案した。「どうだね、君が手に負えないと思う者だけ、採用してみては」 「言うは易く行うは難し」の見のような言葉だが、採用の質を突いている。 実際、この採用方法は2つの点で実行が非常に難しい。 1.採用側が、「手に負えない人」を採りたがらない。 2.応募者側が、「ダメな会社に入りたくない」と思い、入社してくれない。 特に、1はまだいいとしても、2は致命的で、下の記事に書いたとおり、良い人は良い会社にしか、興味が無い。 採用できるのは、自分たちと同じレベルの人のみ 企業が応募者を見る以上に、求職者や学生は企業をよく見ている。自分の生活の時間の殆どを預けることになるのだから、当然だ。そして、彼らは「そこに務めている人

    「身の回りで、自分より優秀な人間を挙げてみよ」と言われて、挙げることの出来た人数が、その人物の器の大きさを示す。
  • ある社長が、「会社をつぶして学んだこと」を話してくれた。

    知人が会社を閉じるそうだ。 4年間にわたり会社をやってきたが、ずいぶんと厳しい経営状況だったとのこと。 3人いた社員はすでに全員、社長が取引先に頭を下げてまわり、再就職先が決まっているそうだ。 残るは自分の身の振り方だけという。 彼はもともと、IT企業に勤めるエンジニアだった。 顧客から、「仕事を出すから、独立しない?」と言われ、独立したという。 もちろん、独立当初はきちんと仕事を出してもらったそうだ。 しかし、顧客の経営環境が変わり、知っている担当も次々と異動し、徐々に仕事は減っていった。 これはまずい、と新しい顧客を開拓しようと考えたが、他に人脈も、営業の経験もなく、急には仕事が見つからない。 「ウェブサービスをつくろう」ということでいくつかのサイトを公開してみたが、アクセスは伸びず、赤字は膨らんだ。 ついには社員に給料が払えなくなり、会社を閉じる、と言う決断に至ったということだ。 聞

    ある社長が、「会社をつぶして学んだこと」を話してくれた。
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    takuwz 2015/04/01
    >社員は毎月給料がもらえることをあたりまえだと思っているけど、顧客は毎月お金を払うことをあたりまえだと思っていない。この差を埋めるのは、とても難しい
  • 東進ハイスクールで学んだことpart7 | Books&Apps

  • 営業が嫌いな人のために

    勤め人だった頃は半分くらいの仕事がいわゆる「営業」だったと思うが、正直言って私は営業が嫌いだった。 だから、企業に入って4年目に初めて営業をやらせて貰った時も、あまり嬉しいとは思わなかった。「営業」というとなにかお客様にペコペコして、頭を下げて、「仕事を頂戴する」というイメージがあったからだ。よくテレビドラマでありそう

    営業が嫌いな人のために
  • フリードリヒ・ハイエク 「頭のいいやつは群れたりしない」

    ノーベル経済学賞を受賞した、フリードリヒ・ハイエクは景気循環や、知的所有権、自由主義の推進などにおいて、様々な業績を残した。 私は専門家ではないので、過剰な言及は避けるが、著作を読んで面白いな、とおもったのは「隷従への道」での一節だ。 彼は「強力な政党」はどのように組織されるか、という命題に対して以下のように考察している。 ”あるグループが圧倒的な権力を獲得するために必要なことは、同じ一つの原則を少しでも深く追求することであり、また、その時々の選挙における多数の指示などではなく、少数でも非常に徹底して組織された母体集団の、絶対的で無条件の支持にその力を求めることであった。 全国民に全体主義体制を押し付けることができるためには、指導者がまず最初に、自分の周りに全体主義原理に進んで従う意志のある人々を結集できていなければならない。そしてこの人々が、力ずくでこの原理を、他の人に押し付けていくので

    フリードリヒ・ハイエク 「頭のいいやつは群れたりしない」
  • 「35歳以上」を企業が欲しがらない理由

    各種採用媒体を見ると、「35歳くらいまで」という条件は特に書いていない。 厚生労働省が、「募集・採用における年齢制限の禁止」を言っているからなのだろうが、実際に「35歳 転職」などのキーワードで調べると、結構悩んでいる人はいるのではないかと思う。 35歳は特に高齢者、というイメージではない。というよりも、22歳から35歳までの労働者よりも、35歳から65歳までの労働者のほうが数が圧倒的に多いので、比較的若い部類に入るだろう。 にも関わらず、転職市場では「高齢者」扱いされ、悩む人も多いという。一体なぜなのだろうか。 まず、当に35歳以上は転職しにくいのか、見てみる。 厚生労働省のデータで見ると、圧倒的に35歳未満の転職率が高い。やはり35歳以上は転職しない(できない?)ようだ。 また、ちょっと気になる結果として、女性よりも男性のほうが転職が少ない。 また、転職後の給料がどうなっているかを見

    「35歳以上」を企業が欲しがらない理由
  • 「実力はないのに、自信だけはある人」をどう扱うか

    主に、マネジメント、教育について綴ります。また、ピーター・ドラッカーやウェブサービスであるAirbnbの体験記も定期的に更新。いわゆる「自信過剰な人」は、結構多いようだ。どの職場においても、人事評価の時期になると管理職や経営陣から、「あいつは、なんでこんなに自信があるんだ。何もしていないのに」であるとか、「イマイチな人ほど、自己評価が高い」というような話が聞こえてくる。 だが、自信がある事自体は特に悪いことではない。「自信を持て」であるとか、「自分を信じるんだ」といった言葉は頻繁に用いられており、「相手から好印象を持たれる話し方」のようなノウハウには、「自信をもつこと」と書かれていない物を探すほうが難しい。 だから、「自信がある人」が非難されるのは、「自信過剰な場合」、すなわち「その自信に根拠がない場合」だ。 具体的には、 「実績を作っていないのに、自信だけはある」 「努力をしていないの

    「実力はないのに、自信だけはある人」をどう扱うか
  • 会社に不満があるなら、まず自分を変えなさい、は本当か

    「会社に不満があるなら、まず自分を変えなさい」とは、よく言われる話である。たしかに正しい時も多い。 しかし常に正しい訳では無さそうである。 例えばこういうシーンを想像してみよう。 ある技術者が、会社に在籍7年、技術一筋でやってきたところ、営業への転向を言い渡され、営業部に異動することになった。(実例として、シャープは去年、生産・研究部門の社員900名を営業へ配置転換している) 営業は、技術者にとって未知の世界であり、スキルを身につけるには時間がかかる。 ただ、長期で見れば顧客の視点で自分たちのサービスを見るのは決して悪い選択ではない。 果たして、会社に従って営業を頑張るべきなのか、それとも、不満を隠さず転職を考えるべきなのか。 はたまた会社にとどまって、時期を待つべきであろうか。 まず認識が必要なのは、「どんな仕事であっても、一流になるにはとても時間がかかる」ということだ。 従って、営業と

    会社に不満があるなら、まず自分を変えなさい、は本当か