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ブックマーク / golf4.blog65.fc2.com (11)

  • Tokyo Automobile Study Group メカニカル・ハイブリッドシステム

    今年2月にプジョー・シトロエングループから、「ハイブリッド・エア」と称する新ハイブリッド・システムを開発していることが公表された。 実はこれ、ボッシュとの共同開発で、ボッシュの産業機器部門の油圧・空圧システム(ハイドロ・エア)からの転用だという。システムとしては、クルマの減速エネルギーを電気的に回生するのではなく、油圧を介して空気を圧縮して、蓄圧容器=ボンベに圧縮空気としてエネルギーを蓄積するというもの。つまり減速中に油圧モーター=ポンプを作動させて空気を圧縮し、加速時にはその圧縮空気を解放して油圧を高め、油圧モーターにより発進アシストを行う。なお駆動輪はフロントで、油圧モーターの駆動力、エンジンの駆動力はCVTを介してホイールに伝達される。 このシステムでは新欧州ドライビングサイクルで30%、市街地のみでは45%の燃費向上効果があるという。 またこの4月には、ボルボがフライホイール式減速

  • Tokyo Automobile Study Group 11代目 カローラ・アクシオ雑感

    5月に11代目となる新型カローラー・アクシオ、フィールダーがモデルチェンジ。 1.2L,1.5Lがメインで、フィールダーのみに1.8Lを設定。 今回のクルマのメイン・エンジンとされる1.5Lは改良版1NZ-FE型で、ラインに流れるタイミングが遅れ、7月からの発売となった。 しかし、今回の新型は発表会でも試乗会でも微妙な雰囲気だったといわざるをえない。 まずは発表会。実に長かった。その時の内容は、セントラル自動車・宮城でのカローラのラインオフ式のUstream 中継で、延々1時間半にわたって会場に詰め掛けた人々はスクリーンを眺めることになった。豊田社長や宮城県知事の挨拶が流された。この宮城工場のクローズアップは、セントラル自動車、関東自動車とトヨタ自動車東北が7月の合併して、コンパクトカー専門メーカーといえるトヨタ自動車・東日が誕生することを含んだ上での「宮城」のことだったのだろうと思う。

  • Tokyo Automobile Study Group アメリカ的評価

    東京でクルマに関するテクノロジー、メカニズム、ブランドに関する調査や研究、評価、資料・原稿制作などを行うグループ。過去から現在までのクルマに関わるハードウエアやソフトウエアを幅広く研究、調査している。 アメリカの非営利の消費者団体、コンシューマーズ・ユニオンの雑誌、ウエブサイトで2012年トップピックス(各カテゴリー別のベストセレクト)カーを発表した。 コンシューマーズ・ユニオンは広い範囲の商品を比較調査しているが、クルマに関しても専用のテスト施設を持ち、専門家が厳しいテストを行うことで知られており、大きな影響力を持っている。 トップピックスカーは、その年のモデルのカテゴリー別のベストセレクトという意味だ。 2012年モデルのカテゴリー別のベストカーは次の通り。その評価法も、独自テストに加え、市場での評価を加味している。 ・スモールカー スバル・インプレッサ:新型モデルで、俊敏なハンドリン

  • Tokyo Automobile Study Group ダウンサイジング・エンジン

    東京でクルマに関するテクノロジー、メカニズム、ブランドに関する調査や研究、評価、資料・原稿制作などを行うグループ。過去から現在までのクルマに関わるハードウエアやソフトウエアを幅広く研究、調査している。 デトロイトショーに出展されたキャデラックATSは、これまでのエコテック・エンジンの次の世代の新型エンジンを搭載する。ATSはBMW3シリーズ、メルセデスCクラスに相当する新型車で、走りはこれらを凌駕することを目標にしている。 搭載される3種類のエンジンの中で最新の仕様がエコテック2.0L 4気筒ターボ直噴エンジンで、270PS/353Nmを発生。リッター当たり135PSを発揮する2.0Lターボだ。可変容量オイルポンプ、アクティブ水冷制御、バランスシャフト、ローラーロッカーアームを装備。ツインスクロールターボで過給圧は1.4バール。当然ながら最大トルクは1700回転付近から4000回転あたりま

  • Tokyo Automobile Study Group FA20 DITエンジン

    マイナーチェンジされたレガシィDタイプに新型エンジンが設定された。 名称はFA20 DIT型だ。いうまでもなく一つ前の世代のBL/BP型レガシィまではポート噴射のEJ20型の2.0Lターボ・エンジンが搭載されていたのだが、今回登場した2.0 DITエンジンは単にその後継ということではなく、次世代の高性能ターボ・エンジンとして再定義だ。 したがって2.5ターボからのダウンサイジング版というわけではなく、新しい高性能ターボ・エンジンと位置付けられ、当初から出力目標300ps、リッター当たり出力は150ps/Lを目標に開発されている。ただし、従来のような出力設計ではなく、より低回転から大トルクを引き出し、きわめて高いギヤ比で走ることができ、優れた燃費と環境性能とスポーツ性の両立を目指した新しい発想に基づいている。 このエンジンのベースは86.0×86.0mmのボア・ストロークを持つFA20型、す

  • Tokyo Automobile Study Group FT-86とスバル BRZ

    東京でクルマに関するテクノロジー、メカニズム、ブランドに関する調査や研究、評価、資料・原稿制作などを行うグループ。過去から現在までのクルマに関わるハードウエアやソフトウエアを幅広く研究、調査している。 ↑ FT-86CONCEPTⅡ 今年の東京モーターショーの主役は間違いなく、トヨタFT-86、スバルBRZだろう。 いずれの外観もショー当日までベールに包まれている。 とはいえ、FT-86 のエクステリアはすでに海外のショーで何度も出展されたFT-86コンセプトそのもので、コンセプトモデルでは装着タイヤサイズが大径だったこと、フロントグリルやバンパーが市販仕様と異なるといったていどだろう。また、FT-86そのものが10月にニュルブルクリンクで開催されたVLN4時間レースにも出場している。この時点でタイヤは215/45R17と判明している。 FT-86、スバルBRZは商品企画がトヨタ、デザイン

    tanakamak
    tanakamak 2011/11/16
    out of date
  • Tokyo Automobile Study Group フィットのマイナーチェンジ、ハイブリッドを追加

    東京でクルマに関するテクノロジー、メカニズム、ブランドに関する調査や研究、評価、資料・原稿制作などを行うグループ。過去から現在までのクルマに関わるハードウエアやソフトウエアを幅広く研究、調査している。 ↑ハイブリッド。ベース車とはフロントグリルが異なる ↑ハイブリッドのインストパネル。メーター部は専用デザイン 10月8日、フィットがマイナーチェンジされ、新たにハイブリッドを追加した。 今回はビッグマイナーチェンジという位置付けで、エクステリア、内装の手直し、装備の充実化などがはかられ、新たに設定したハイブリッド、よりスポーティさを強調した1.5RS、上級者からの乗り換えを意識した1.5Xなどラインアップのポジショニングをより明確にしている。 現在のフィットは2007年秋の発売で今年で3年目にあたる。初代のフィットは2001年から2007年まで6年間販売されたが、おそらく現行モデルは5~6年

  • Tokyo Automobile Study Group スバルの新世代・水平対向4気筒エンジン 第3報

    東京でクルマに関するテクノロジー、メカニズム、ブランドに関する調査や研究、評価、資料・原稿制作などを行うグループ。過去から現在までのクルマに関わるハードウエアやソフトウエアを幅広く研究、調査している。 ↑FB20型。オイルフィラー、レベルゲージ、オイルカートリッジの位置に注意 このほどスバルの新世代エンジンに関する技術説明が行われ、ほぼその全容が明らかになった。まずエンジン型式名は、FB型と発表。したがって、北米用の2.5LはFB25型、日でメインになる2.0LはFB20型となる。 FB20のボア・ストロークは、84.0×90.0mm、FB25は94.0×90.0mm。ボアピッチは98.4mmで、EZ系(6気筒)、EE系(ターボディーゼル)と同じ生産ラインで流されることが分かる。とはいえ、FB型のエンジンの骨格、部品は新設計である。 開発のコンセプトは、ストレスなく高回転域まで吹け上がる

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    tanakamak 2010/10/23
    進化の袋小路
  • Tokyo Automobile Study Group セーリング制御

    東京でクルマに関するテクノロジー、メカニズム、ブランドに関する調査や研究、評価、資料・原稿制作などを行うグループ。過去から現在までのクルマに関わるハードウエアやソフトウエアを幅広く研究、調査している。 近い将来に発売されるVW、アウディ、ポルシェのハイブリッドカー、あるいはTSIエンジン車などに「セーリング制御」が採用されると発表されている。 セーリング制御とは何か? もともとはドイツ式燃費走法が原型になっているようだ。 日では現在でも、ゆっくり加速、早めのアクセルオフ、やわらかいブレーキが省エネ運転法とされているが、とても合理的な運転とはいえない。 また自動車雑誌などで紹介される省エネ運転も、アクセルオフの時間を長く取る=フュエルカットの時間を長く取るという運転法が定着している。 しかし、電車や航空機(旅客機)の運転モードを考えると、こちらの方がはるかに合理的であることが分かる。電車は

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    tanakamak 2010/04/28
    セーリング制御。「所定の速度に到達した後はギヤをニュートラルに入れ、できる限り長い時間をニュートラルで走る」
  • Tokyo Automobile Study Group

    今年5月から発売を開始するスバル・レヴォーグ。レガシィの国内版というより、国内市場でのC/Dセグメントの再構築の柱という役割も持って登場する。「スポーツツアラー」というコンセプトで、つまりはワゴン版のGTカーというの位置付けだ。セダン版が今後登場するWRXとなる。 スバルは現行のインプレッサから新世代プラットフォームとなり、それ以後XV、86/BRZと続き、いよいよレヴォーグからはハイパワー版のプラットフォームとなるということで興味深いが、そのボディ・骨格が明らかにされた。 高張力鋼板/超高張力鋼板の採用比率はちょうど50%で、440MPa以上のグレードの採用を拡大している一方で、ホットスタンプ材は採用ゼロだ。その理由は、ホットスタンプ用の専用成形設備の導入と、1G MPa級以上のホットスタンプ材を溶接するためには大幅なレーザーシーム溶接設備が必要で、さすがにそれらを導入することは難しいと

  • Tokyo Automobile Study Group トヨタの語る真実

    東京でクルマに関するテクノロジー、メカニズム、ブランドに関する調査や研究、評価、資料・原稿制作などを行うグループ。過去から現在までのクルマに関わるハードウエアやソフトウエアを幅広く研究、調査している。 プリウスなど4車種のリコール届出のタイミングで2回目の社長、副社長による記者会見が行われ、この席で初めて技術的な説明が行われた。 試験の想定条件は、20km/hで走行中にドライバーが30Nのブレーキ踏力を一定に保ちながら、つまり緩やかな減速をしている時、狭い範囲の凍結路面があると、その凍結路面上でABSが作動し、同時に減速度が弱まるが、凍結路面を通過直後にABS作動は停止して通常のブレーキ状態となるので、最初の条件どおりの緩やかな減速を維持する。 このような凍結部を通過した時の条件で、通常のABS装備車は0.4秒の制動遅れが生じるが、プリウスの場合は0.46秒と0.06秒長くなる。 この制動

    tanakamak
    tanakamak 2010/02/13
    コンシューマー向け製品は難しい。造る側と使う側の知識のギャップとか。
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