パソコン(PC)遠隔操作事件で、神奈川県警が誤認逮捕した男性(20)の父親が毎日新聞の取材に応じ、「警察は当初から犯人と決めつけ、取り合う意思もなかった。謝罪じゃ足りない」と胸中を吐露した。警視庁などの合同捜査本部は4日にも、この事件について片山祐輔被告(31)=一連の誤認逮捕事件で逮捕、起訴=を威力業務妨害容疑で追送検する。【荒木涼子、喜浦遊】【成りすましに利用したパソコンと13件の犯罪予告】 大学生だった男性が同容疑で突然逮捕されたのは昨年7月。横浜市のホームページ(HP)の投稿欄に「市内の小学校を襲撃して皆殺しにしてやる」などと書き込み、授業参観を中止させたというのがその理由だった。 神奈川県警などの説明によると、男性は当初は否認したが、逮捕の3日後には容疑を認める上申書を提出。その後また否認に転じたものの、再び容疑を認めたという。 父親は面会を繰り返した。「3〜4回だったでしょうか