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インドネシアのジャカルタ・バンドン間(約140km)を結ぶ高速鉄道計画を巡り、9月29日、インドネシア政府の特使として来日したソフヤン・ジャリル国家開発企画庁長官が菅義偉官房長官に対して、日本の提案を採用しない考えを伝えた。受注を競っていた中国に競り負けたことになる。 マレーシアやインド、米国などでも高速鉄道網の整備が検討されており、日本勢は中国を筆頭とするライバルとの激しい受注合戦に巻き込まれている。そもそも磐石だったはずのインドネシアでの敗北は、今後の受注戦争にも暗い影を落とす。 インドネシアにとって日本は最大の援助国であり、インドネシアは累計ベースでODA(政府開発援助)の最大の受取国だ。高速鉄道の整備計画が出た際には日本のみが手を挙げており、当初は日本の独壇場だった。 だが、昨年にインドネシア政府が「中国が提示した条件を検討している」と表明してから立場が急変した。中国案は最高時速を
多忙で「恋愛など考えられない」と言う男性を好きになった Q初めまして、いつも楽しく読ませていただいております。 仕事が忙しく「今は恋愛など考えられない」と言っている男性に好意を抱いています。その男性と、どの程度の距離を保てばよいのか分かりません。独立した直後で本当に忙しいようで、食事に誘われる時も「今からどうか」と突然ですし、こちらから誘うとたいてい仕事を理由に断られます。彼は物書きです。 以前シマジさんはこの相談コーナーで「ぬるい幸福は物書きをダメにする」というシバレンさんの言葉を紹介されていました。私としても、この男性を癒し、支えてあげたいのですが、邪魔にはなりたくありません。私の魅力が足りないのが一番の問題という気もいたしますが、どうぞアドバイスをお願いいたします。 (27歳女性) 忙しければ忙しいほど、男は好きな女に逢いたくなる シマジ:相談者には酷なことを言うようだが、男が口にす
「うちはどんなに混雑していても正規料金以上の値付けはしませんよ。でも、“あのホテル”は違うんですよね…」。「ホテル不足は認識していますが、正規料金以上の値段で売るのは抵抗があります。“Aホテル”のように強気の値段設定で、お客さんの足元を見るような商売はしたくないですから」――。 振り返ればこの夏は、全国主要都市のビジネスホテル業界関係者とホテル不足問題について議論する機会が多かった。日経ビジネス8月24日号のスペシャルリポート「出張先でホテルがない!~本誌厳選9つの解決策~」を執筆するためである。 取材の際、必ずと言っていいほどオフレコで飛び出すのが、「あのホテル」もしくは「Aホテル」と、名前をぼかして語られるホテルグループの話。それは愚痴のように聞こえる一方で、「風評を気にせず、高い料金で部屋を売れてうらやましい」という羨望も含まれているように聞こえた。 「あのホテル」――それは「アパホ
(前回から読む) 韓国が世界で展開する「卑日」――。日本人はようやくそれを身を持って知った。 日本を貶め快哉叫ぶ ――世界遺産登録での韓国のやり口。あれが「卑日」だったのですね。 鈴置:多くの人からそう言われました。「『目下の日本』からドルは借りない――韓国は『反日』から『卑日』国家へ」で、韓国の「反日」は「卑日」に変容している――と説明しました。 すると、かなりの人から「そんな、おおげさな。国を挙げて日本を卑しめ、快哉を叫ぼうとする国民がこの世に存在するなんて、想像できない」との感想が寄せられました。 しかし、そんな人も「世界遺産事件」を見て「卑日は本当だったのですね」と言ってきました。 「卑日」というのはたぶん私が使い始めた言葉なので、改めて定義しておきますと「世界を舞台に日本を貶めて快哉を叫ぶ韓国の国民的運動」です。 韓国専門家の間ではけっこう有名な動きで「ジャパン・ディスカウント」
清水 崇史 日経ビジネス記者 98年早稲田大学大学院修了、通信社を経て日本経済新聞社に入社。証券部で機械・プラント、海運・空運などを中心に取材。2013年4月から日経BP社に出向。総合商社、金融マーケットを担当。 この著者の記事を見る
ルフトハンザ ドイツ航空系のLCC(格安航空会社)、ジャーマンウイングスのエアバスA320型機が、現地時間3月24日に墜落した。捜査当局は副操縦士が故意に墜落させたとの見方を示しており、人的要因で起きた事故となった。 乗客144人と副操縦士を含む乗員6人の命を奪った今回の事故で、世論はLCCや飛行機そのものの安全性に疑問を持ったはずだ。確かにこのところ、航空業界では大きな事故が相次いでいる。 2014年3月には、マレーシア航空のクアラルンプール発北京行きMH370便が、乗客乗員239人を乗せたまま消息を絶った。さらに同年7月には、同じくマレーシア航空のアムステルダム発クアラルンプール行きMH17便がウクライナ上空で撃墜され、乗員乗客298人全員が亡くなった。 年末の12月28日には、エアアジア・インドネシアのスラバヤ発シンガポール行きQZ8501便が墜落し、乗員乗客162人が死亡した。そし
「航空運賃が10年前に戻ってしまう。この10年の仕事がまったく意味をなさなくなる」 民事再生法の適用を申請した国内3位の航空会社スカイマーク。かつて、前社長の西久保愼一氏は報道陣に対してこう訴えた。 全日空(ANA)や日本航空(JAL)とは違う、独立した存在にこだわってきた西久保前社長。民事再生の適用申請後、経営責任を取って辞任した西久保氏に代わり、経営権を握った井手隆司会長と有森正和社長もスカイマークの存在意義や社会的役割を、独立系であることに置いていた。 「仮にスカイマークがなくなるとどうなるのか。(スカイマークのシェアを)既存の航空会社で分け合うことになる。(市場が)寡占化するので運賃は上がる。鹿児島線や宮古線でもそれは証明されている。残念ながらお客様に乗ってもらえず、宮古線はわずか2カ月で撤退した。すると運賃が上がった。そして(スカイマークが路線を)再開すると運賃は下がる」 1月2
宅配便最大手のヤマト運輸は1月22日、同社のメール便サービス「クロネコメール便」を3月末で廃止すると発表した。国の独占事業である手紙などの「信書」がメール便に混在すると、利用者が刑事罰に科せられる懸念があることが、廃止の主たる理由だ。 国土交通省の調べによると、2013年度のクロネコメール便の取り扱い数はおよそ20億8400冊。このうち9割が、法人によるカタログやパンフレットの送付で、残る1割が個人の利用だ。この個人利用のうち、3~4割が書類の送付に使われており、ここに信書が紛れ込む懸念があるという。 4月以降、これまでメール便を利用していた法人顧客向けには新たに「クロネコDM便」を提供。メール便とほぼ同じサービスを展開する。残る1割の個人利用の中でも、小さな荷物のやり取りに使っていた人に向けては、新たな宅急便サービスを2つ投入する。 1つは、現在の宅急便60サイズよりも小さい専用ボックス
鹿児島市内を歩いて、どれだけの人がこのことに気づくだろうか。 「寺が少ない」――。 文化庁の『宗教年鑑』によれば、鹿児島県内の寺院数は489カ寺だ。例えば、鹿児島とほぼ同等の面積の山形県では1485カ寺、また広島県では1737カ寺である。 鹿児島県の人口10万人に占める寺院数(寺院密度)は、29.1カ寺。全47都道府県中の順位で言えば、寺院数が42番目、寺院密度が44番目と、確かに低水準ではある。 廃仏毀釈が激しかった鹿児島県 それには理由がある。 「鹿児島と言えば、西郷隆盛や大久保利通など、明治維新を主導した偉人を輩出した土地柄で一見、華やかな印象があります。ですが当時、この地域が大きなタブーを犯したことは、県民ですらあまり知らない事実なのです。いわゆる廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)です。今でもその後遺症を、鹿児島は引きずっています」 こう語るのは鹿児島県民俗学会会員の名越護さん(72歳)
中国語通訳をしている日本人の友人Mから年末に電話がかかってきた。「原宿の工事現場から民国時代のお金などが入った壷を掘り当てたという中国人から突然連絡があった。面識のない中国人だが、昔、私に世話になったという中国人の従弟を名乗っている。古いお金の知識がないので、ホンモノなのか、ニセモノなのか、ホンモノだったらどのくらいの価値があるか調べてほしいといっている。民国三年とか書いてあるらしいよ。あなた、興味ある?」 それって、民国が最初に発行した銀貨・袁世凱銀貨じゃない? もちろん、興味あるよ。年末にお宝を掘り当てるなんて、景気のいい話じゃないか、ぜひ見てみたい、と私は即答した。 原宿の工事現場から、なぜ民国時代のお金の入った壷が見つかるのか。実は「袁大頭(袁世凱銀貨)が工事現場で見つかった」といってニセモノの銀貨を売りつける詐欺は以前中国各地でちょっと流行していた。とすると、同じ手口の詐欺が、日
高橋 学 フリーライター 日経トレンディや日経ビジネスムック、ダイヤモンドオンラインなどで執筆。著書は『結局「仕組み」を作った人が勝っている』『「場回し」の技術』(光文社)など。 この著者の記事を見る
国内3位の航空会社、スカイマークの経営に暗雲が立ち込めている。 7月29日、航空機メーカー大手のエアバスが、スカイマークの発注した6機の超大型機A380の購入契約を解除した事実が明るみになった。エアバス側は今後、約700億円にのぼる損害賠償をスカイマークに求める方針だ。 日本の航空会社として初めて超大型機A380を導入し、国際長距離路線に参入しようとしていたスカイマーク。だがA380の購入の夢は絶たれようとしている。同社の経営戦略も大きな変更を余儀なくされる。 なぜスカイマークは「身の丈以上」とも言われたA380を購入しようと考えたのか。今回の問題が発覚する1ヵ月ほど前、日経ビジネスは西久保慎一社長に単独インタビューを実施している。スカイマークがA380の購入に踏み切った理由を明かす。 「私からお願いがあります。今まではお騒がせすることの多いスカイマークでした。それでも日本の航空業界に一定
世界の航空業界でも台風の目となっている中東勢。中でもアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを拠点とするエミレーツ航空はネットワーク戦略から機材調達、サービスに至るまで航空業界にいくつもの驚きを与えてきた。 だが、ここに来てエミレーツ以外の中東勢がさらに豪華な装備で話題を集めている。中でも注目の的は、UAEのアブダビを拠点とするエティハド航空だ。 エティハドは今年5月、総2階建ての超大型機エアバスA380に豪華シートを発表した。ファーストクラスの上をいく「レジデンス・バイ・エティハド」。同コラムでは既に1度、エティハドの豪華設備について取り上げている(「高級ホテル並みの豪華設備が機内に」)。 エティハド航空のA380は総座席数498席。レジデンスの2席以外にファーストクラス9席、ビジネスクラス70席、エコノミークラス417席がある。2014年12月から就航するアブダビ~ロンドン線から導入される予
「ワインの味と価格は比例する」と思われている方も多いと思います。本コラムで紹介しているプレミアムワイン(ファインワイン、高級ワイン)は、1本数万円から数十万円もするもので、どれもおいしいワインばかりです。もちろん安くておいしいワインもたくさんありますが、一般的には、価格が高いワインは質が高く、質が高いワインは価格も高いという傾向があるといっていいでしょう。 とはいえ、非常に高価なものなのにも関わらず、価格ほどの満足感が得られないワインも存在します。読者の中にはそんな経験をされた方もいるのではないでしょうか。超高級ワインになると、その時の経済状況やブランド価値、それに希少性などで価格が大きく左右されるため、高いからおいしいとは言いにくくなります。このため、「味と価格が比例する」と単純に言えないこともあるのです。難しいところですが、だからこそワイン収集は面白いのです。 連載の第一回で、ワインは
観光地にとって最大の課題はリピーターの獲得です。観光庁の「訪日外国人の消費動向報告書(平成26年1-3月期)」によると、日本への再訪意向で「必ず来たい」と回答した人は56.6%。「来たい」37.1%と合わせると93.7%の人がまた日本に来たいと答えています。 人気観光地や有名な名所旧跡を、二度以上訪れる人はそれほど多くありません。リピーターは何を求めて再び日本に来るのでしょう。 同調査で今回の滞在中にしたいことを訊ねたところ、1位は「日本食を食べること」(91.9%)で、2位の「ショッピング」(69.7%)、3位の「繁華街の街歩き」(49.1%)を大きく引き離しています。また、「日本食を食べること」は次回したいことでも85.1%で1位となりました。 昨年12月、ユネスコ世界無形文化遺産に「和食」が登録となり、国内では観光資源としての「食」への関心が高まっていますが、海外では「日本の食」はど
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