■コンピュータは難しすぎて使えない 初期のコンピュータは、利用メモリ、ディスク領域などをあらかじめ割り当てて、実行プログラムを指定していた。プログラムの実行手順を指定する方法として最も広く知られていたのがIBMに代表されるメインフレームコンピュータの「JCL(ジョブ制御言語)」だ。 先日、自室から「計算機センター利用の手引き」という小冊子が発掘されたのでちょっと紹介してみよう。日立Mシリーズ用VOS/3というOSのための手順だが、基本的にメインフレーム(IBM、日立、富士通)はほとんど同じと考えてよい。 //SBT10010 JOB USER=T00501,TIME=(00,05),PASSWORD=TY80 /*JOPBPARAM G=30 // EXEC FORT7CLG,REGION=4096 //SYSIN DD * //GO.SYSIN DD これは、CPU時間を5