二つの信号が同時に進入可能となる指示をしている神戸市内の変形交差点について、兵庫県警が、誘導線を新たに引いて事故防止を図る方針を決めた。一方を進む車両をこれまでより大回りに導き、周囲の車が気付きやすくするという。 同交差点は同市東灘区の「魚崎浜町交差点」で、南北の直線道路に東からの道路と南東からの道路が交わる。2013年7月、北へ進む大型トラックが右折し、東から来た軽貨物車と衝突。軽貨物車の男性が骨折する重傷を負った。トラック運転手(47)が自動車運転過失傷害の罪で起訴されたが、今月10日の神戸地裁判決は、南北道路が青信号、東方向の道路が矢印の左折可信号だったと認め、信号の設定が事故の主な原因として運転手に無罪(求刑禁錮8カ月)を言い渡した。 県警は来月上旬までに誘導線を引く予定だが、地裁判決が「信号の周期の設定の不備」を指摘しており、今後、周辺の交通の流れなどを踏まえて設定の変更も検討す
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