ノートの誤字を消すのに消しゴムを使ったら、消しカスが出る。「お金を使ったら、財布が空」「呼吸を止めたら、苦しい」ぐらいに当然な因果関係の一例である。細菌が繁殖してるとか老廃物が固まってるとか、そういう意味で不衛生なものではないのだが、それでも、消しカスはやっぱり見た目も汚い。 ノートの上に乗ったままだと文字を書くのに邪魔だし、かといって無造作にパッパと払うと、今度は机や床に落ちて見た目によろしくない。あれ、なんとかならないものか。しかし、先にも書いた通り、消しゴムをかけたら必ず消しカスが発生する。消しカスとは、消しゴム表面に付着した鉛筆の炭素が柔らかくなったゴムにくるまれて剥がれ落ちたものなので、逆に消しカスが出ないと消しゴムは汚れる一方となる。つまり、あれは必要悪というか必要カスなのだ。 ↑消しカスの顕微鏡写真。拡大すると、消しゴムが鉛筆の炭素汚れを包み込んでいるのがわかる まぁ、必要だ
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