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ブックマーク / yashoku.hatenablog.com (28)

  • 奴隷制度から生まれたブラジルの国民料理 - 夜食日記

    サンパウロで日系ブラジル人の方に街の市場を案内して頂いている時、ブラジルの国民的料理である「フェイジョアーダ」の話になりました。 「地球の歩き方」に次のように載っていたので、私もその料理のことなんとなくは知っていました。 フェイジョアーダ Feijioada 塩付にした牛肉や豚肉のおもに骨についた部分や、耳やスネ肉などの部分を、黒豆と煮込んだ料理。煮豆と肉が別皿に盛られている場合もある。 (写真:http://ja.wikipedia.org/wiki/フェジョアーダより) 「歩き方」に書いていなかった情報も教えて頂きました。私は、そのことに強く興味をひかれました。 「フェイジョアーダは、もともとアフリカから連れて来られた奴隷の料理で、農場主がべない部分のお肉、内臓とか、耳、鼻、足、尻尾の肉なんかを使って作られたのが始まりなんです。」とのこと。 「今晩、べてみようかな」と私がつぶやくと

    奴隷制度から生まれたブラジルの国民料理 - 夜食日記
    teajay
    teajay 2014/03/08
    フェイジョアーダ/これだけだとハイカロリー、ハイコレステロールだけど甘煮以外の豆料理レパートリー増やしたい。まだ食べたことない豆もたくさん。
  • トウガラシの“ニセ熱さ”、ハッカの“ニセ冷たさ” - 夜食日記

    料理の温度に関係なく、材の種類によってはそれをべて熱く感じたり、冷たく感じたりするものがあります。東洋医学では、古くから体を温める“陽”の材、体を冷やす“陰”の材が知られています。 熱くさせるものといえばトウガラシで、冷たくさせるものにはハッカやミントなどが有名ですが、その作用メカニズムが次第にわかってきました。 トウガラシの辛味成分の「カプサイシン」は、舌や口腔にあるTRPV1という受容体に結合し、辛味の刺激を伝えます。このTRPV1は、カプサイシンだけでなく、熱の刺激を受容する受容体でもあります。 つまり、熱とカプサイシンという異なる刺激によって同じように体が反応します。トウガラシの刺激は熱くなくても熱く感じる応答と同じ“擬似熱さ”、“ニセ熱さ”であるといえます。 一方、トウガラシとは反対に、ハッカやミントが含まれるひんやりとする成分は「メントール」は、体の表面にある冷感受容体

    トウガラシの“ニセ熱さ”、ハッカの“ニセ冷たさ” - 夜食日記
    teajay
    teajay 2014/02/17
    激辛おかずに炊きたてご飯で悶絶したことが。唐辛子&ミントでは中和はしなそうだけど、さて。
  • “おいしさ”は料理の中ではなく、脳の中にある - 夜食日記

    先日、久しぶりに外で焼肉をべました。パワーを得たい時は、やはり肉ですね。 炭火で肉を焼く際、網の上で焼かれる音、肉の焼き目、立ち上る香り、そしてべた時に肉からほとばしる肉汁の風味やとろける感によって「おいしさ」を感じます。 おいしい料理は、人の五感を大きく刺激します。 料理のおいしさを決める最大要因である「味」の情報は、口の中の味蕾・味細胞・味覚受容体で受容され、味覚神経を経て大脳皮質で最初に味情報が伝達される第一次味覚野に到達します。 ヒトの第一次味覚野には、G野(area G)と中心溝底部があり、「うま味が十分ある」とか「少し甘味が感じられる」とか「塩味がちょっと足りない」などの味物質やその濃度の違いなども識別されます。 また、味覚以外の嗅覚、視覚、聴覚、触覚の情報も脳に伝えられ、味覚情報と統合され、トータル的なおいしさとなります。 さらに、料理の総合的なおいしさは、その人が育っ

    “おいしさ”は料理の中ではなく、脳の中にある - 夜食日記
  • 加熱調理は、ヒトの脳を“進化”させ、体を“退化”させた? - 夜食日記

    サイエンスの分野で、1990年頃から「21世紀は脳の時代」という言葉をよく耳にしていましたが、実際に日で「脳科学ブーム」が起きています。 「私たち“ヒト”とゴリラのような“サル”を分かつもの」を考えると、言葉の有無、手先の器用さなどありますが、やはり「脳の違い」が圧倒的に大きいといえるでしょう。 (ナショナルジオグラフィックより) ヒトの進化に関する最近の研究では、私たちの祖先が「火を使った調理」を覚えたことが脳を大きくする上でのターニングポイントであったと報告されています。 ブラジルにあるリオデジャネイロ連邦大学のエルクラーノ・アウゼル博士らによる研究によると、さまざまな霊長類の体と脳の重さを測定し、カロリー摂取量と比較した結果、予想通り、体や脳を大きく成長するためには、たくさんべなければならないということを科学的に証明しました。 特に私たちヒトの臓器の中で脳は、体重の2%程度の重量

    加熱調理は、ヒトの脳を“進化”させ、体を“退化”させた? - 夜食日記
  • フードペアリング仮説 「“科学的”食材組み合わせ」による新メニューの開発 - 夜食日記

    よく「日料理は“引き算”の料理、フランス料理は“足し算”の料理」といわれます。 日料理は、余計な調理を極力省き、素材そのものの味を引き立たせることを優先させるのに対し、フランス料理は、多彩な材を組み合わせ、深みのあるソースが味のベースになっていることがそのゆえんです。 「フードペアリング仮説」とは? この足し算の料理には、ある仮説が存在しているといわれています。それは、「フードペアリング仮説 food pairing hypothesis」というものです。 フレンチなどの足し算の料理は、材を何でもかんでも合わせれば良いという訳ではなく、材同士の“組み合わせ”がきわめて重要な役割を担っています。 ソムリエの仕事などはまさに、料理とワインを“組み合わせる”プロといえるでしょう。 特に異なる材を合わせる上で重要なのが「香り」「におい」であり、多くの異なる種類の香りが混在している料理

    フードペアリング仮説 「“科学的”食材組み合わせ」による新メニューの開発 - 夜食日記
    teajay
    teajay 2013/11/27
    香りを基準に食品の組合せを検討することが出来るサービスの紹介。/香料香水の業界あたり、この手のものは既に使ってるのだろうか?
  • “人工イクラ”が「オリーブオイル・キャビア」になって凱旋帰国!? - 夜食日記

    この前、スペイン、バルセロナのオリーブオイル専門店で買った「オリーブオイル・キャビア」をべてみました。 クラッカーの上に、モッツァレラチーズとトマトと一緒に載せてみましたが、見た目がキラキラして綺麗ですね。 感は、イクラと同じように“プチッ”と弾けます。風味はオリーブオイルそのままで、淡白なモッツァレラチーズやトマトとの相性は申し分ないですね。美味しかったです。 この製品のブランド名であり、社名でもある「CAVIAROLI」という会社は、バルセロナ近郊のEsparragueraという町にあるようです。 私が買ったベーシックな味の「エキストラバージン」以外にも、「チリ風味」「ローズマリー風味」「バジル風味」などの製品がバルセロナの店に並んでいました。 どれも魅力的でしたが、結構なお値段がしたので、1個しか買えませんでした。贈答用として重宝がられそうです。 (CAVIAROLIより) オリ

    teajay
    teajay 2013/11/07
    魚卵の風味と勝負しない人工イクラ。ロシアでは本物よりヘルシーとうたう品もあるとの記事もあったのを思い出す。
  • 「ファッションフード、あります。」 - 夜食日記

    」の研究をしていますが、日人ほどべものに興味がある国民はいないとつくづく感じます。 日ほど世界中のいろいろ料理べられる場所は稀有であり、TVのチャンネルを回せがひっきりなしにの情報が流され、レストランではいたるところで料理の写真を収める風景が日の風物詩ともなっています。 その日人のへの“執着心”が、日品研究のレベル向上に繋がっていると思います。 日人ほどを楽しみ、そして“消費”する国民はいないでしょう。 現代の「日」の激しい“流行り廃り”をわかりやすくまとめた“教科書”ともいえるに出会いました。 畑中三応子さんの『ファッションフード、あります。』というです。 ファッションフード、あります。: はやりのべ物クロニクル1970-2010 作者: 畑中三応子 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2013/03/01 メディア: 単行 クリック

    「ファッションフード、あります。」 - 夜食日記
    teajay
    teajay 2013/11/06
    読んでみた。目撃者ではあるけれど、主な仕掛け役たる女性誌を自身で読むことがなかった欠落が少し埋まった。大阪万博が規定した未来の影響力の大きさを感じたのも印象深い。
  • 「煮ても硬いタケノコがスプーンですくって食べられる」という技術 - 夜食日記

    おととい、日品科学工学会の東北支部主催の市民フォーラムがあり、裏方で手伝いをしたのですが、興味深い話を耳にしてきました。 フォーラムのテーマは「介護のユニバーサル化」という、高齢化社会に向けたについてのお話でした。 高齢の方でなくても、これまで歯の治療や喉の痛み、または病院への入退院後などで、やわらかい事のお世話になった人は少なくはないのではないかと思います。 誰しも年齢を重ねれば、当然若い時と比べて歯が弱り、ものを飲み込む嚥下(えんげ)能力も衰えていきますので、やわらかい事の重要性は増していきます。 世界でも超高齢化社会の“先進国”である日はなおさらです。 しかし、高齢になってこれまでべていた馴染みの事から、突如「流動」のような介護へとすんなり移行できる人はきっと少ないでしょう。 たとえば、下のような「常」の煮物を、「きざみ」や「ミキサー」にすれば、確かに

    「煮ても硬いタケノコがスプーンですくって食べられる」という技術 - 夜食日記
    teajay
    teajay 2013/11/06
    圧力と酵素で通常の調理よりはるかに柔らかくするとのこと。/全部ペーストはさみしいだろうからなあ。介護食でなくユニバーサルで楽しめるメニューも生まれたら認知普及も進んでより幸せかも。