人間は、自分の話に相手がどう返すかで感情が変わってしまう。清華大学の研究者が、相手の感情を制御するように受け答えすることで、ロボットだと気付かれにくいチャットボットの基礎技術の研究成果を発表した。 by Emerging Technology from the arXiv2017.04.14 134 12 4 1 チャットボットは、1960年代から続く由緒のある技術だ。有名なボット「ELIZA(イライザ)」とチャットした一部のユーザーは、人間とチャットしていると思ったほどだった。それ以来、内容を理解して適切に受け答えをする能力は着実に向上し、会話能力のあるコンピューター・プログラムは進化し続けている。 ただし、チャットボットは人間の会話能力を十分に再現できているとはいえない。ある程度の時間チャットボットと話すと、相手が機械だと気付いてしまうのだ。 コンピューターには会話の感情的な内容を測定
![世界初!人間の感情を操作するチャットボットが誕生](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0dcfb3b726963297c787b64b510ce75420603a01/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.technologyreview.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2Fsites%2F2%2F2017%2F04%2F13054411%2Femotional-chatting-cropped.jpg)