福島県田村市は、除染で出た廃棄物が入った袋が12日夜、台風19号の大雨で川に流れ出たと発表しました。市は6袋を回収したものの、一部は下流に流れた可能性があるとしています。 連絡を受けた田村市の担当者が下流およそ500メートルまで探し、6袋を回収したということです。 田村市は回収した袋から廃棄物は外に出ていなかったとしています。 袋には除染作業で出た草や木などが入っていて、重さは1袋当たり数百キロから1トンほどです。 田村市は、川に流れても環境に大きな影響はないとしています。 袋がいくつ流れたかはわかっていないということで、田村市は、一部は下流に流れた可能性があるとして、袋の管理台帳や現場の状況などを調べ、回収作業を進めることにしています。