オミクロン株の急拡大で、これまでコロナ患者や救急患者を積極的に受け入れてきた病院でも対応が難しくなってきています。その原因の1つは、症状がなくても実は感染している“隠れオミクロン”とも言える患者が相次いでいることで、その対応に人手や時間が取られ、救急医療に影響が出ています。 けがによる搬送でも検査してみると… 東京 墨田区の東京曳舟病院は、地域救急医療センターとして救急患者の受け入れを担っていますが、搬送依頼はコロナ前の3倍以上となり、受け入れを断らざるをえないケースが出てきているということです。 その原因の1つが“隠れオミクロン”とも言える患者への対応です。 病院には、病気やけがを理由に多くの患者が搬送されますが、検査の結果、新型コロナへの感染が判明するケースが相次いでいます。 先月、救急搬送などで受け入れた964人のうち58人が検査の結果、感染していることが分かったのです。 陽性者が占