ことしのアカデミー賞で作品賞に選ばれた映画「コーダ あいのうた」。 耳が聞こえない両親や兄と暮らす、高校生の娘が主人公の作品です。 この作品の父親役で、聴覚に障害がある俳優としては初めてのアカデミー助演男優賞を受賞したのが、アメリカ人俳優のトロイ・コッツァーさんです。 ろう者の俳優として映画界に思うこと、そして作品に込めたメッセージを語りました。 ことし3月に開催された、アカデミー賞授賞式。 トロイ・コッツァーさんの助演男優賞受賞が発表されても、会場に響く拍手の音は控えめでした。 というのも、会場に集まったハリウッドの名だたる俳優や監督、映画関係者たちは、こぞってスタンディングオベーションで両手をひらひらとさせていたからです。 この手をひらひらさせる動きは、アメリカ式の手話で拍手を意味しています。 拍手の音は控えめでも、ろう者の俳優、コッツァーさんに対する大きな祝福が会場を満たしていました
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