研究によると、女性の方が男性よりも強い痛みや慢性的な症状を抱える傾向が強いものの、鎮痛薬は男性ほど効かないという。(Photograph by Digicomphoto/Science Photo Library) 人類ははるか昔から痛みと闘ってきた。しかし、痛みを和らげる方法は誰に対しても同じだった。ところが専門家は最近になって、ある重大な真実を認めるようになった。それは、痛みの感じ方は男性と女性で異なるうえ、同じ薬でも女性は男性ほど効きにくい場合があるということだ。 女性や少女、そして出生時に女性と判定された人は、男性よりも痛みを感じやすく、片頭痛や過敏性腸症候群、線維筋痛症、変形性関節症などの慢性的な病気が多いことが、研究で示されている。(参考記事:「なぜ女性の方が過敏性腸症候群になりやすいのか、男性の約2倍」) ところが、医師に相談しても軽くあしらわれたり、無視されたりすることも男
