自分が勉強し成功できれば他人への迷惑はかえりみなくてもよい─いま、そんな風潮が小学生のあいだで蔓延している。事態を重く見た産経新聞は13日、こうした小学生を徹底批判し交通道徳を守らせる一大紙上キャンペーンを開始した。非常識な子どもを追放することで日本人全体の公衆道徳性を底上げするのがねらいだ。 「まったくとんでもない子どもがいるものだ、とはじめて見たときは思いましたよ」と憤るのは、産経新聞主力寄稿者の久坂部羊さん(53)。それは久坂部さんが散歩中のこと。近所の小学校にさしかかったときだった。人通りの多い公道近くなのに、 本を読みながら歩く、交通道徳を無視した非常識な子ども がいたのだ。しかもこの子ども、 背中に大きなリュックを背負っている。このまま満員電車に乗れば他人に迷惑 まだ幼いのに、不良のような異様な髪型をしている。あきらかに校則違反 というのだから恐れ入る。久坂部さんは「自分が勉強
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