しっかりと読み進めた結果、この本は私としてはとてもではないが自身を持って薦められる本ではないことが判明。 内容と発売時期のギャップは確かにあるが、それ以上に内容自身に問題がある。 ■まず、本文 「Pythonの基礎について余すところなく解説する」とあるが、説明、というより「仕様に対するいいわけ」がやたらと目につく。 Pythonの流儀であればどうどうとそれを書けばよいのに、他言語と比較して劣ると言わせたくないばかりに「Pythonはこう考えてこうだ」とか書くから、非常にいいわけがましい。 そしてそのいいわけに「膨大なページ」が使われている。 翻訳者のブログには「分厚い」ことをレヴューとして挙げることのつまらなさを書いておられたようだが(それ自身にも反論はあるのだけど)その内容が「冗長」であるのなら、言い訳の余地はない。 つまりページ数が内容に全然比例していないのだ。 ■恥知らずな「練習問題