今日、あるゼミで、ある大学院学生さん(といっても、僕より年上)が、こんな話をしていました。 IT関係企業に就職しようとすると、大抵の会社はX社のYかZという資格を持っていることを希望します。そのため、学生さんは皆さん、YやZをとることに大変興味があります。実際には素人の学生さんでも3週間パソコンに向かえばYをとれるので、ほとんどの学生はまずYをとって、さらにZをとる学生がいるという状況です。しかし、私が調べたところでは、YやZを持っている人の方が給料が低いのです。 それはなぜか。 YやZを持って就職している人は、就職するとすぐに文書作りとか表計算ソフトとかを使う仕事をさせられます。いっぽう、YもZも持っていない人で同じ企業に就職できた人は、大抵将来の幹部候補で、パソコンを使って文書を作る仕事は他人に頼む立場なんですね。 結論はこうだ。資格Yや資格Zを持っている方が給料が低くなる。 奥村先生