中国・雲南省で3日、600年以上前の明の時代に建てられた古城の門が火災でほぼ全焼し、地元の消防が原因について調べています。 中国の国営メディアによりますと、中国南西部雲南省の都市、大理で3日午前3時前、火災が発生しました。 火はおよそ2時間後に消し止められ、けがをした人はいませんでしたが、600年以上前の明の時代に建てられた古城の門「拱辰楼」(きょうしんろう)がほぼ全焼しました。 拱辰楼は幅およそ50メートル高さおよそ8メートルのレンガ造りの土台に木造の建物が建てられ、鮮やかな朱色の壁が特徴です。 中国中央テレビが火災後の拱辰楼として報じた映像では建物が焼け落ち、骨組みだけになっていて、ところどころから白い煙が立ち上っているのが確認できます。 拱辰楼は雲南省の文化遺産にも指定されるなど歴史的な価値も高く、この地域には日本など多くの国から観光客が訪れています。 地元の消防が火災の原因について