プラズマの流れ、制御可能 核融研が世界初観測、英誌に発表 2015年01月09日09:32 LHDの磁場の力で作り出すドーナツ型のプラズマの模型(右端)と断面図を見せる居田克巳さん(中央)ら=8日午前、土岐市下石町、核融合科学研究所 ◆ブレーキ現象「発電実現に一歩」 核融合発電を目指して、磁場で高温高密度のプラズマを閉じ込める研究に取り組む自然科学研究機構・核融合科学研究所(土岐市下石町)と九州大学応用力学研究所の共同研究グループは8日、プラズマの磁気面が破壊された状態がプラズマの流れをせき止めてしまうブレーキ現象を、核融研の大型ヘリカル装置(LHD)による実験で世界で初めて観測し、8日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。 磁気面の破壊は理論予想の少なくとも5倍以上で、プラズマの制御に役立つ重要な発見という。共同研究のリーダーで、核融研高温プラズマ物理研究系主幹教授の居
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