28日未明、東京電力福島第一原子力発電所で停電が発生して、汚染水の処理装置や凍土壁の冷却装置の一部が止まり、東京電力は復旧を急ぐとともに、原因を調べています。 東京電力によりますと、事故で溶け落ちた核燃料がある原子炉や燃料プールの冷却は継続していて、周辺の放射線量を測るモニタリングポストの値に変化はないということです。また凍土壁の冷却装置は当時30台のうち22台が稼働していて、東京電力は停電で何台が影響を受けたか調べていますが、午前10時現在、8台が稼働しているため、今のところ冷却剤の温度に変化はなく、凍結機能に問題はないとしています。 東京電力は復旧を急ぐとともに、原因を調べています。