最近、地方のある公立図書館がインターネット上で話題になりました。寄贈された図書の価値をよく理解しないまま誤って廃棄していたことがわかったのです。地域文化を支える役割を担っている図書館で、どうしてこのようなことがおきたのでしょうか。調べてみると、いま図書館が直面している深刻な問題が浮かび上がってきました。 どうして、こんなことが起きたのでしょうか。直接の原因は9年前の能登半島地震でした。当時の図書館の建物が大きな被害を受けたため、新しい建物に移設するまでの間、図書を一時的に保管するスペースが足りなくなり、寄贈された図書のうち1800冊余りを、利用頻度が低いなどの理由から廃棄したということです。 図書館によりますと、今年度の運営費はおよそ340万円。臨時職員2人を含めた4人のスタッフでおよそ3万4000冊の図書を管理しています。職員の中には図書館以外の業務を兼任している人もいて、人手不足の状態
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