上には上がいるもんだ。楽天の三木谷浩史会長が自宅を建てた際、費用は土地・建物で推定30億円超と報じられた。一方、先日、不動産紹介サイトで売り出された東京・文京区本駒込の新築物件は、何と47億5000万円! 謎めいたこの物件の秘密を明らかにする。 *** 〈大和郷に佇む世界各地の大理石をふんだんに使用した耐震構造100年の長期優良住宅〉。こんな謳い文句の物件が、サイトに掲載されたのは1月9日である。 価格があまりに高いことからネット上で話題になり、見物人も出現。取材しようと、マスコミが大勢駆け付ける事態となったのだ。 早速、本誌(「週刊新潮」)も現地を訪れると、確かに「白亜の豪邸」というべきお屋敷である。サイトを見ると、土地面積は約286坪。建物は13LDKの2階建て、ダイニングは約33畳、サロンは約71畳……。石畳の中庭もあって、床面積は約268坪だという。内観は中世のヨーロッパ風