民主党参院議員の谷岡郁子(愛知)、舟山康江(山形)、行田邦子(埼玉)の3氏が17日、離党する意向を固めた。 野田政権が進める関西電力大飯原子力発電所(福井県)の再稼働などへの反発が理由で、先に国民新党を離党した亀井亜紀子参院議員と新会派を設立することを検討している。 3氏は同日午後、輿石幹事長と会談した。同日夕に記者会見して離党の理由などを表明する。小沢一郎元代表らの新党結成に続く離党で、野田政権に打撃を与えるのは必至だ。 離党する3人は、いずれも2007年参院選で初当選した。3氏の離党により、参院で最大会派だった民主党は88人となり、第2会派の自民党会派86人との差は2人に縮まる。消費税率引き上げを柱とする社会保障・税一体改革関連法案の参院審議への影響は避けられない見通しだ。