他人の文章に目を通していて、「これはおかしい」と感じるものの、具体的にどう直してよいか分からない場合がある。また、どことなく表現が画一的でチープだと感じるのだが、言い換える語句が思い浮かばない場合も多い。 こうした場合、国語辞典などではなく、同じ意味を持つ単語を検索できる「類語辞典」を使うとよい。欧米では「シソーラス(Thesaurus)」と呼ばれ、ボキャブラリーを増やすのに大いに役立つのだ。 例えば、誉め言葉が常に「すごい」という表現になってしまう人がいる。自分の中では「すごい」以外の表現をしたい意思はあるものの、それ以外の表現が思い浮かばないため、何かにつけて「すごい」を連発するハメになるわけだ。 こうした場合、類語辞典で「すごい」を検索してみよう。すると「迫力がある」とか「圧倒される」といった、同じニュアンスを持つ別の語句が表示される。これらの表現をマスターしていけば、ボキャブラリー
![ITmedia Biz.ID:いつも「すごい」しか言わない人へ――「類語辞典」で表現力アップ術](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/484225dc41e16ccd2ac21c7419d98188ecd05f0d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbizid%2Farticles%2F0702%2F26%2Fl_st_th01.jpg)