阪急阪神ホールディングス(HD)は13日、大阪市内で株主総会を開き、傘下の阪急電鉄の新線計画について、前向きに検討する姿勢を示した。 阪急電鉄は大阪市中心部と関西国際空港を結ぶ「なにわ筋線」(2031年開通予定)の建設に合わせ、新線計画として、なにわ筋連絡線(仮称・北梅田駅-十三駅)と新大阪連絡線(十三駅-新大阪駅)、曽根駅から大阪(伊丹)空港を結ぶ大阪空港線を検討している。 阪急阪神HDの杉山健博社長は「大阪空港線など新線により訪日客の回遊性が高まり、関西経済にプラスになる」と述べた。大阪空港線については、国交省近畿運輸局の試算で黒字化に40年以上かかるとされたが、採算性向上を検討する。
