IHI(東京都江東区)、北海道電力(北海道札幌市)、三菱ガス化学(東京都千代田区)、商船三井(同・港区)、みずほ銀行(同・千代田区)、東京センチュリー(同)の6社は3月25日、インドで開発中のグリーンアンモニア製造プロジェクトへの出資検討を目的とした覚書を締結した。 アンモニア製造の特別目的会社(SPC)の設立および出資参画に向けた具体的な検討を進め、アンモニアバリューチェーン構築を実現を目指す。

IHIは2024年3月10日、グループ会社であるIHI汎用ボイラが都市ガスと水素の混焼や切り替えが可能な小型貫流ボイラー「K-750CS」の販売を開始したと発表した。 IHIは2024年3月10日、グループ会社であるIHI汎用ボイラが都市ガスと水素の混焼や切り替えが可能な小型貫流ボイラー「K-750CS」の販売を開始したと発表した。 開発したのは工場内で使う蒸気を製造するボイラーで、これまで自動車、食飲料品、製紙、石油化学などさまざまな業界で使用されている同社製ボイラーをベースにしている。 大きな特徴は、燃料である都市ガスに対して水素を混焼できる点で、混焼率は熱量比で10%、20%、30%から選択できる。混焼率は制御盤面上から選択が可能で、都市ガス専焼モードも用意しているため、水素の調達計画に合わせた運転が可能だという。混焼率の変更やモードの切り替えは、機器の交換をせずに行える。水素を熱量
IHI(東京都江東区)は11月7日、再エネ由来のグリーン水素を原料としてCO2フリーのアンモニアを製造する装置を開発したと発表した。また、福島県相馬市の「そうまIHIグリーンエネルギーセンター(SIGC)」内の水素研究棟「そうまラボ」で小型スケールの試験を実施し、グリーンアンモニアを効率的に製造できることを確認した。 IHI(東京都江東区)は11月7日、再エネ由来のグリーン水素を原料としてCO2フリーのアンモニアを製造する装置を開発し、効率的にグリーンアンモニアを製造できることを確認したと発表した。 電気の力で水素を製造する「Power-to-X技術」を活用
IHIは、シンガポールの研究機関であるISCEとともに、水素とCO2からSAFの原料となる液体炭化水素を合成する一連のプロセスを検証するための小型製造試験装置を設置し、両者が開発した触媒の性能を検証する。 IHIは2024年6月24日、持続可能な航空燃料(SAF)の合成技術の開発に共同で取り組むシンガポール科学技術研究庁傘下の研究機関であるInstitute of Sustainability for Chemicals、Energy and Environment(ISCE)とともに、水素とCO2からSAFの原料となる液体炭化水素を合成する一連のプロセスを検証するための小型製造試験装置を設置すると発表した。同年9月までにISCE敷地内に幅5.7×奥行き3.5×高さ4.4mの小型製造試験装置を設置し、1日当たり100kgのCO2を注入する小型スケールでの試験を年内に開始する予定だ。 SAF
IHI(東京都江東区)は6月24日、シンガポールの研究機関ISCE2と取り組む持続可能な航空燃料(SAF)の合成技術の開発において、水素とCO2からSAFの原料となる液体炭化水素を合成する一連のプロセスを検証するための試験装置を設置し、開発を次のステージに進めることを決定したと発表した。 9月までにISCE2敷地内に試験装置を設置し、1日当たり100kgのCO2を注入する小型スケールでの試験を年内に開始する予定。ベンチ試験装置概略サイズは、 幅5.7m×奥行3.5m×高さ4.4m。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とJERA(東京都中央区)およびIHI(同・江東区)は4月1日、世界初となる大型商用石炭火力発電機における燃料アンモニア転換の大規模実証試験(熱量比20%)を開始した。同実証は、JERA碧南火力発電所(愛知県碧南市)において、2024年6月まで実施する。 同実証は「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/アンモニア混焼火力発電技術研究開発・実証事業」の一環として、アンモニアの転換技術を確立することが目的。 大型の商用石炭火力発電機においてアンモニアへの燃料転換を行い、ボイラの収熱特性や排ガスなどの環境負荷特性を評価する。実証期間は、2021年7月から2025年3月までの約4年間。
石油資源開発(JAPEX/東京都千代田区)、三菱ガス化学(同)、IHI (同・江東区)、三井物産(同・千代田区)、商船三井(同・港区)の5社は1月30日、福島県相馬地区におけるアンモニア供給拠点の構築に向けた共同検討を開始したと発表した。 同検討では、相馬地区における海外からのクリーンアンモニアの輸入・貯蔵・供給拠点の形成に向けた調査や、アンモニアの広域供給拠点とするため水素・アンモニアの需要調査にも取り組む。 また、将来的な需要を想定し、発電事業者、製鉄会社、製紙会社、化学会社などの事業需要家と、アンモニアを利用した火力発電などの脱炭素化について調査を開始する。
IHIは、新たな水素製造技術として開発を進めている、天然ガス熱分解で水素を製造する技術を備えた試作機の実験を開始する。 IHIは2023年12月25日、新たな水素製造技術として開発を進めている、天然ガス熱分解で水素を製造する技術を備えた試作機の実験を開始すると発表した。同月からIHI横浜事業所(横浜市磯子区)で1日当たり水素製造量が10キロ(kg)の試作機の運用を開始し、商用化に向けたさまざまな基礎データの取得を開始する。 最大で1日当たり100tの水素製造を目標に 開発を進める、天然ガス熱分解を用いた水素製造技術は、天然ガスを加熱し水素と固体の炭素に分解する技術だ。従来の水蒸気改質による水素製造技術に比べ、単位当たりの水素を生成するために必要なエネルギーを約4割削減できる。熱分解によって生じた炭素は90%以上を固体として回収可能なため、CO2排出量の大幅な削減に貢献する。
IHIのグループ会社であるIHI汎用ボイラ(東京・江東)は、都市ガス専焼と水素混焼を切り替えられるハイブリッド型の小型ボイラーを開発した(図)。両モードの使い分けにより、水素燃料の調達計画に応じた柔軟な運用が可能になる。2024年1月から、トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)の宮田工場(同)で運用評価試験を実施する予定だ。同年度内の販売開始を目指し、開発を加速させる。 新たなハイブリッド型ボイラーは、自動車や食品・飲料品、製紙、石油化学といった分野で使われている貫流ボイラーを基に開発した。水素燃料の上限は体積比で60%、熱量比で30%。盤面の操作だけで都市ガス専焼/水素混焼モードを切り替えられる。水素の供給量に合わせてボイラーを稼働させられるため、ラインを止めずに熱源を供給できるとしている。二酸化炭素(CO2)排出量の計画的な削減も期待できる。 IHI汎用ボイラはIHIの横浜事業所(横浜市)で
低コスト・省エネ・CO2削減 IHIは天然ガスを熱分解して水素を製造する新技術の試作機(イメージ)での実験を、横浜事業所(横浜市磯子区)で始めた。従来の水蒸気改質による製造技術に比べ、必要なエネルギーを約4割削減できる。天然ガスを加熱して水素と固体の炭素に分解するため、二酸化炭素(CO2)排出を抑えられる。試作機の製造量は1日約10キログラム。2020年代後半に1日最大100トンの製造量で実用化を目指す。 再生可能エネルギー由来の電力を熱源に天然ガスを分解する。触媒に鉄鉱石を使って低コスト化を図る。ボイラなど流動層技術を活用して鉄鉱石をハンドリングする。 今後、パートナーとなる企業を探して、20年代半ばをめどに天然ガスと鉄鉱石の産出国である米国と豪州で実証を始める計画。固体の炭素を地中などに貯留し、土壌改質や水質改善などに有効活用することを想定する。 実用化の形態は顧客への装置販売などを検
IHI汎用ボイラ(東京都江東区、高柳英司社長)は19日、都市ガス専焼と水素混焼に切替運転が可能な産業用小型ボイラを開発したと発表した。二つの燃焼方式を選択できることで、水素燃料の調達計画に応じて柔軟に運用できる。今後、自動車メーカーの工場での運用評価を通じて、水素混焼比率の拡大や低窒素酸化物(NOx)化に取り組み、2024年の販売開始を目指す。 新開発のボイラは、工場内で使われる蒸気を製造するボイラで自動車や食料品、製紙、石油化学で使用されている自社製貫流ボイラを基に開発した。 盤面の操作だけで水素混焼と都市ガス専焼のモードを切り替えて運転できる。水素の供給量に合わせて柔軟にボイラを稼働できるため、ラインを止めずに熱源を供給可能。計画的な二酸化炭素(CO2)排出量削減を実現する。 24年1月から、トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)の宮田工場(同)内に発生蒸気量750キログラムの試験機を設置し
IHI(東京都江東区)は11月13日、三栄機械(秋田県由利本荘市)とともに、航空機燃料電池向けでは世界最高水準となる大容量再循環装置(電動水素ターボブロア)を開発し、実証運転に成功したと発表。IHI独自の「ガス軸受超高速モータ」を採用することで、大容量化を実現した。 高効率化・小型化を実現 今回開発した電動水素ターボブロアとは、燃料電池発電時に未反応のまま排出される水蒸気を含む大量の水素を回収し、燃料極に再循環する装置だ。
IHIは航空機の燃料電池(FC)向けに、世界最高水準の大容量の水素再循環装置となる電動水素ターボブロアを開発し、実証運転に成功した。秋田大学、三栄機械(秋田県由利本荘市)と連携した。同ブロアの小型化と高耐久性を実現できると期待される。2024年中にFCシステムに乗せて検証する計画。航空機の電動化に向けた技術開発の一環。他の技術開発と組み合わせ、30年代の水素航空機の実用化に貢献する狙い。 独自開発のガス軸受を用いた超高速モーターを採用し、大容量化や小型・軽量化を実現した。航空機向け大型FCの水素循環は従来、複数台のブロアを並列運転する必要があるが、新開発の電動水素ターボブロアは1台で済む。 完成した試作品の特性評価をIHIと秋田大のそれぞれの施設で行った結果、水素ガス環境や水蒸気を含む高湿潤環境で、従来難しいとされていた必要性能が得られることを確認した。 この成果により、船舶や大型トラック
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く