金融、特に銀行は早くからネット化、デジタル化が進んできた一方で、ビジネスの性格上、DXという意味では、他業界に比べて遅れを取っているようにも見える。持続的に安定した経営を行っていくために、銀行はDXとどう向き合っていくべきか。『金融DX、銀行は生き残れるのか』(光文社新書)の著者、静岡大学情報学部教授の遠藤正之氏に、銀行のDXの類型と先進事例、DX成功の鍵について解説してもらった。 現状からの脱却にはデジタル活用しかない ――遠藤正之先生はメガバンクから大学に転じ、金融IT、特に銀行ITに関する研究を進めてこられたそうですが、これまでのキャリアと研究内容について簡単にご紹介をお願いします。 遠藤 正之/静岡大学情報学部教授 1983年三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。システム部で第3次オンラインシステム開発、二度にわたるシステム統合等の超大規模プロジェクトに参画。2015年慶應義塾大学大
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