ガイドの視点 ITプロジェクトを成功に導く要因にはさまざまなものがあるが、プロジェクト管理にあたるマネージャにとっては、プロジェクトをよりよく管理することが求められる。だが、プロジェクト管理こそは「言うは易し、行なうは難し」の典型のひとつだろう。今回筆者が指摘している「よくあるプロジェクト管理の失敗例」は、その難しさを具体的に示すもので、次の5項目が挙げられている。 不適切なプロジェクト定義とプランニング スコープ変更管理の甘さ 作業計画を管理しない 不充分なコミュニケーション 品質管理の欠如 いずれも「おっ」と思うようなタイトルだが、これらの中から、今回はもっとも重要な「不適切なプロジェクト定義とプランニング」について説明する。 さて、その「不適切」とは何かといえば、これは「プロジェクトを進めるにあたり、まずはプロジェクトのスポンサーからコンセンサスを得るための、いわゆるプロジェクト定義
![プロジェクト管理上最悪のミスは何なのか?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b2e7e8148382fd7b3dec79b2c199e08ace74193a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fmedia%2Fc%2F2012%2Fimages%2Flogo%2Flogo_ogp_1200.png)