近未来の東京を舞台にした「AKIRA」などの作品で、世界的に知られる漫画家の大友克洋さんが描いた、3000枚以上の漫画の原画を紹介する大規模な展示会が、9日から東京で始まるのを前に、7日内覧会が開かれました。 原画展は、宮城県出身の大友克洋さんが被災地を支援しようと開いたもので、会場にはデビュー当時の作品から、これまでに描いた主な作品の原画、3000枚以上が展示されています。 このうち、近未来の荒廃した東京を舞台に少年たちの戦いを描いて1980年代に大ヒットした代表作の「AKIRA」の原画は、単行本に未収録のものも含めてすべての絵が展示されており、精密な描写の建築物や計算された構図など、大友さんの画力を間近に感じることができます。 また、会場には「AKIRA」の主人公が乗っていたバイクなど作品の世界を表したオブジェも展示されています。 原画展の収益の一部は被災地の復興支援に寄付されることに