ドル/円相場は25日、瞬間的にドル151円台を記録した。今月上旬の高値であるドル161.95円から約10円もの急落劇であり、市場では円安トレンドが転換した可能性も指摘されている。内田稔氏のコラム。2021年撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic) [東京 26日] - ドル/円相場は25日、瞬間的にドル151円台を記録した。今月上旬の高値であるドル161.95円から約10円もの急落劇であり、市場では円安トレンドが転換した可能性も指摘されている。そこで本稿ではドル/円急落の背景を振り返るとともに、来週に迫った日銀の金融政策決定会合にフォーカスし、トレンド転換の条件を探る。結論を言えば、円安トレンドが転換したとみるのは時期尚早だ。