(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、直径500メートルを超す巨大小惑星「ベンヌ」が、2135年9月22日に地球に衝突する可能性があると発表した。衝突の可能性は低いものの、衝突した場合の威力は、米国が現在配備している核弾道ミサイル群に匹敵するとしている。 NASAはベンヌが地球に接近する事態を想定して、衝突回避のための計画「HAMMER」の宇宙船コンセプトデザインを設計した。このHAMMERをベンヌに突っ込ませるか、核装置を使うかのいずれかの手段で、地球に向かうベンヌの軌道を変えさせることを期待する。 HAMMERはNASAの実際的なプログラムではない。目的は、こうした装置を設計する際の技術的課題について調べることにある。同様の取り組みは、1998年のSF映画「アルマゲドン」などでドラマ化された。 実際のところ、ベンヌが地球に衝突する確率は小さい。しかし、いつか同じような小惑星が地球に接
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