日頃より福島にお心をお寄せくださりありがとうございます。8月22日東電は「燃料デブリ試験的取り出し」に初歩的ミスがあったとして中止を発表しました。ミスは作業を始めたあと協力会社(下請け労働者)が発見しました。廃炉作業には「初歩的ミス」が多すぎます。最近だけでも、コンクリート床の斫り作業中の高圧電線とのショート、汚染水を被った労働者の入院、ベント窓の閉め忘れなど、恐るべき結果になりかねないものばかりでした。 「初歩的ミス」の連発が、東電の無責任さを表していることが気がかりです。東電が実は廃炉を諦めているのではないのかと考えさせる状況ではないのでしょうか。 それでも、政府が原発回帰を進めるために、廃炉が進んでいるという仮象を取り続けているのではないのでしょうか。廃炉もできない現実を突きつけられては、新たな安全神話も崩れ、再稼働も新規原発建造も不可能になるからです。 今回の「取り出し」も880ト